教育やフィットネスなどサービス業界のDXを推進する(株)Buildsは9日、国内の小中高生向け「オンライン教育サービス」のカオスマップを公開した。自社もオンライン個別指導サービスを提供しており、コロナ禍による市場の急拡大に伴って領域の概要をまとめた。

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講義動画やオンラインでの指導を活用する学習スタイルが拡大
Buildsによると、新型コロナウイルスの感染拡大による一斉休校を皮切りに、これまでは学校や塾へ通って勉強していた受験生たちが、講義動画やオンラインでの指導を活用しながら自宅で学習する動きが広がっている。
それに伴い「オンライン教育」サービスの市場規模は急拡大しており、国内のオンライン教育サービスの市場規模は2016年に1767億円程度だったが、20年には2460億円規模まで成長。今後も市場は成長していくと見られている。(矢野経済研究所調べ)
そのような中で、オンラインで教科書の内容の学習や受験対策をサポートする「オンラインティーチング」型や、小中高生の学習計画や学習方法を指導する「オンラインコーチング」型のサービスが急増している。
「オンラインコーチング」型サービスのニーズが拡大
特に、「オンラインコーチング」型のサービスは、小中高生の自宅学習時間の増加に伴い、学習時間の確保や学習計画の策定など、一人ひとりの学習に対する自律性がより求められるようになる中でニーズが拡大。分散登校や学習塾の授業時間の短縮などにより、教師や講師から教科について教わる時間が減少する中で、「オンラインティーチング」型と「オンラインコーチング」型を組み合わせた学習支援が今後より強く求められることが予測される。
公開した『オンライン教育サービス カオスマップ2021』は、図の左側にある群が、オンラインで個別指導を行うサービス、右側にある群が、授業や教材などの提供を中心とするサービスとなっている。左上の「オンラインティーチング」とは、教科書の内容や受験に向けた学習を個別指導により支援するサービス群で、左下の「オンラインコーチング」とは、1人ひとりの日々の学習計画の立て方や、勉強方法を指導するサービス群となる。
図中、右上の「映像授業」は映像授業を提供しているサービス群。うち、「講義買い切り型」は映像授業を授業ごとに販売するサービス、「サブスク型」は月額を支払うことで、アップロードされた映像授業が見放題となるサービスを紹介。右下の「通信教育」は発送されてきた教材で学習を行い、返送することで添削などを受け取ることを中心としたサービス群だ。
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