ヤフー(株)は25日、国民が選んだ「Yahoo!検索大賞2020」の「流行語部門賞」に、ビデオ会議ツール「Zoom」が決まったと発表した。今年の「検索大賞」は12月9日に発表、表彰する予定だが、事前PRを兼ねて大賞を含む全71部門のうち、「流行語部門賞」のみ先行発表となった。この1年を覆った「コロナ禍」の関連ワードが他の賞にも反映されそうだ。
ZOOMは3月から検索が激増
「Yahoo!検索大賞2020」は、前年と比べて検索数が最も上昇した人物や作品、製品などを発表し、表彰する年末恒例の催し。14年にスタートし、今年で7回目を迎える。選考は国内最大級の検索サービス「Yahoo!検索」のデータに基づいており、ユーザーの興味と関心が反映されている。今年は「俳優部門賞」や「アニメ部門賞」などの例年の部門賞に加え、緊急事態宣言期間中に急上昇したワードを上位30位まで発表するという。
「Yahoo!検索大賞2020」の流行語部門賞に決まった「Zoom」。コロナ禍でまたたく間に普及したビデオ会議ツールの名称だ。オンラインでの仕事や会議、講座などが珍しくなくなり、3月から検索が激増。当初は「Zoom」がどんなものなのか、ダウンロード方法などがよく調べられていたが、徐々に背景や録画などの機能も検索されるようになった。
関連検索語に「使い方」「飲み会」など
また、派生して「Zoom飲み会」などの言葉も誕生した。関連する検索ワードとして「ダウンロード」「使い方」「飲み会」なども頻繁に使われていた。
「Yahoo!検索大賞2020」の集計期間は、1月1日~11月1日。「今年の顔」として、検索数が最も急上昇した人物に贈る「大賞」に加え、「パーソンカテゴリー(10部門賞)」「プロダクトカテゴリー(7部門賞)」「カルチャーカテゴリー(6部門賞)」「ローカルカテゴリー(47部門賞)」で、人物・作品・製品などを表彰する。
緊急事態宣言時の急上昇ワード30も
今年は「番外編」として、世界中で猛威を振るい、いまもなお人類共通の課題となっている新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、緊急事態宣言期間中に急上昇したワード上位30位も発表。また昨年同様、「コスプレ」や「メイク」「ヘアスタイル」「ファッション」などの検索急上昇 No.1も併せて発表する。
ヤフーは、「Yahoo!検索大賞」を通じて1年の出来事を振り返るとともに、この催しが「年末の風物詩」となっていくことをめざしている。
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