アイリスオーヤマ(株)は11日、新型コロナウイルスの感染拡大でマスクが手に入りにくい状況が続いていることから、9日に発足した政府の「マスクチーム」に40万枚のマスクを寄付すると発表した。マスクは厚生労働省を通じ、感染者が増えている北海道や大阪府などの医療機関を中心に配布される予定だ。
4日も北海道向けにマスク100万枚を寄付
同社は、政府の動向や自社支援策を含めてマスクなどを多方面に提供するなど、新型コロナウイルス感染拡大の早期収束に向けた取り組みを続けている。
4日には、新型コロナウイルスの感染拡大は深刻さを増しているとして「緊急事態宣言」を出した北海道向けに100万枚のマスク「を提供する意向を表明した。政府がメーカーや輸入業者からマスクを買い取り、感染者が増加している北海道の住民に配布するという方針に、いち早く応えた。
提供したマスクは感染者が多い地域に配布
厚生労働省によると、売渡しを受けたマスクは、地方自治体からの要望なども踏まえ、感染者の割合が特に大きい地域に配布する。すでに中富良野町と、集団感染者の発生で患者数の増加が懸念される北見市には配布が始まっている。
さらに12日以降、せたな町と美瑛町、木古内町、知内町の4町で、1世帯当たり40枚が優先的に配布される。人口に占める新型コロナウイルスの患者数の割合が大きい地域で、12日から5日間程度で配り終える予定だ。
2日にもマスク10万枚や支援物資を提供
また、同社は2日にも、マスク10万枚をはじめ、除菌洗浄水(ノロッシュミスト)1000個と、除菌ウェットティッシュ1000個を、行政機関や医療関係団体、公共交通機関、物流協力会社などに支援物資として提供している。
同社は今後も、新型コロナウイルスの感染拡大の早期収束に向けて、行政や業界団体と連携を図りながら必要な支援を実施していくとしている。
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