夢展望(株)が12日発表した2020年3月期第3四半期(2019年4~12月)連結決算は、売上収益が前年同期比26.9%増の61億9300万円、営業利益が同621.5%増の1億2300万円、四半期利益は5600万円(前年同期は3000万円の四半期損失)となった。
中核事業のアパレル事業では、前期に連結子会社化したナラカミーチェジャパン(株)の加入により、売上収益は前年同期を上回ったが、不安定な天候の影響などで、利益については前年同期を下回った。
SHOPLIST18年ベストパートナー賞でWOMENグランプリ受賞
しかし、CROOZ SHOPLIST(株)が運営するファストファッション通販サイト「SHOPLIST.com by CROOZ」については好調で、WOMEN対象の600ブランドを超えるファッションブランドの中から、年間取扱高、取扱高成長率などを評価され、「2018年度ベストパートナー 賞」の中で最も栄えある総合グランプリ「WOMENグランプリ」を3年連続で受賞した。
この結果、アパレル事業の売上収益は42億8200万円(同46.4%増)、営業利益は1億1200万円(同64.4%減)となった。引き続き、MD(マーチャンダイジング)・商品企画の充実化、 SPA戦略の強化、店舗別の販売戦略の強化などを実行するとともに、新たな戦略としてビジュアル改革やSNS戦略の実行、さらに大人向けの新ブランドのオープンもあり、今期以降の挽回を図るとした。
トイ事業は苦戦
ジュエリー事業は、売上収益が9億200万円(同18.4%増)、営業利益は1億5600万円(前年同期は5200万円の営業損失)となった。連結子会社の(株)トレセンテが行っている事業で、婚約指輪や結婚指輪など、ブライダルジュエリーを中心とする宝飾品を販売。前期から進めている新商品の販売強化などにより、売上収益、営業利益ともに前年同期を上回るペースで推移した。
トイ事業は、売上収益が9億7900万円(前年同期比12.4%減)、営業利益は4200万円(同51.6%減)となった。 少子化や消費者ニーズの多様化とともに、中華圏での人件費の高騰など、依然として厳しい環境にある中で、非常に好調だった前年同期には及ばないものの、主要取引先への販売を中心に引き続き好調を維持している。
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