2019.11.02 通販会社
ZOZO中間期、取扱高2桁増…17億円の特損計上も2桁増益
(株)ZOZOが10月31日発表した2020年3月期第2四半期(19年4~6月)連結決算は、売上高が前年同期比6.5%増の572億4200万円、営業利益が31.8%増の132億5400万円、純利益が25.9%増の79億1900万円となった。

取扱高は11.8%増の1579億1500万円
商品取扱高が前年同期比11.8%増の1579億1500万円を計上した今期は、資本業務提携を見越したZホールディングス(株)<旧ヤフー(株)>による同社株式の公開買い付けの動きがあり、現在も続いている。ZOZOTOWNは引き続き運営し、上場会社としての独立性維持の方向を堅持。PayPayモールへの出品を通じ、モール内のファッションカテゴリーのけん引役の存在として期待されている。
期中にスノボのバートンや、チヨダのシュープラザなど48ショップが出店
ZOZOTOWN事業の売上高は、受託ショップと買取ショップなどを合わせて前年同期比3.6%増の475憶1600万円を計上。今期の新規出店ショップ数は48ショップ(純増15ショップ)で、英国発アウターウェアブランド「MACKINTOSH」、著名スノーボードブランド「BURTON」、(株)チヨダが運営する靴の大型専門店「シュープラザ」などが加わった。
今期までの年間購入者数は822万人を超え、前年同期と比べて45万以上の増加に転じた。既存会員の活性化を目的に、会員ごとの購買履歴などの情報をもとに、パーソナライズされた値引き・ポイント施策を実施したことが奏功した。同じく、会員一人当たりの年間購入金額は4万7506円。前期以前と比べて増加しているが、新規会員の獲得ペースが鈍化している結果、会員全体に占める既存会員の構成比が上昇したことによる。
PB事業は4.6%増収の6億8900万円、BtoB事業は10億円弱
その他の事業では、ユーザー個人の体型に合わせた自社企画のアパレル商品を販売すPB事業の売上高は6憶8900万円で、前年同期比4.6%増。ブランドの自社ECサイトの構築・運営を受託するBtoB事業が、9億7600万円を計上し、同8.7%増となった。
また、MSP(マルチサイズプラットフォーム)事業については予定通り、9月からZOZOTOWN上で受注予約を開始。出荷が本格的になるのは次期以降となる。
体型計測デバイスとしては、足の形の3Dデータ化を行い靴選びに必要な複数部位の計測を可能とする「ZOZOMAT」の先行予約の受付(今冬より順次、発送予定)を、6月から開始した。ZOZOTOWNでの靴カテゴリーの商品取扱高拡大をめざす。
被服パターン自動生成技術開発関連で11億円の特損計上
なお、今期は特別損失として17億万円を計上した。主に、子会社のBespokify Pteで、同社が保有する被服パターン自動生成技術の転用を見越した、PB事業での作業コスト削減効果が想定通りに上がらなかったため状況を勘案した。
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