2019.07.29 通販会社
再春館製薬所、海外売上が24億円に…外国人材が100人突破
(株)再春館製薬所は26日、ドモホルンリンクル事業の海外進出に伴って熊本本社での外国人雇用を強化した結果、本社で働く外国籍人材が19年7月現在で100人に達したことを明らかにした。
海外事業の売り上げが24.3億円に
海外向けの生産・サービス拠点も熊本に
同社では自社で製造・販売する基礎化粧品「ドモホルンリンクル」の海外展開を、11年に香港で開始。続いて12年に台湾、18年にタイでの通信販売を開始している。海外事業の売上は、毎年右肩上がりで増加しており、現在24億円までに成長。台湾では、品質だけでなく、特徴的な販売方法や独自のメソッド「お手当て」が話題となり、日本製化粧品を代表するブランドに成長した。
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一方、生産とサービス拠点については熊本本社に置き、本社で外国籍の社員を雇用・教育するという独自の海外進出の方法を採用したことにより、日本国内と同様の品質で、きめ細やかなサービスを台湾やタイに提供することを可能とした。さらに世界各国のユーザーに対して、商品を熊本から直接発送。注文によっては当日または翌日の配達を実現している。
コールセンターでは外国人材60人が対応
海外からの電話・WEBによる問い合わせについては、本社コールセンターに接続。日本で正社員として働いている台湾・タイ・中国・香港出身の「お客様プリーザー」60人が対応している。現場管理・社員教育を担う外国人トレーナーも7人となった。
また、本社で働く外国人社員が働きやすいよう、各国の文化や習慣を取り入れた環境づくりを実施。交通費のサポートや8日以上の連休などの帰国支援、故郷の家族を会社見学への招待、台湾で習慣となっている昼寝のための「ジップルーム」の設置なども行っている。さらに日本で生活するための寮も完備している。