2026.09.18 通販会社
CVサミット、EC・D2Cの「失敗」を「成功」に変えるノウハウ共有
国内最大級のD2Cイベント「CONVERSION SUMMIT(CVサミット)」(主催:CONVERSION SUMMIT<日本EC協会>、共催:通販通信ECMO)が9月18日、都内で開催され、「誰かの失敗が、誰かの成功につながる。」をテーマに、EC・D2C業界で活躍する経営者や専門家などが、“失敗”を踏まえつつ、成果を上げている事例やノウハウを披露した。
W2のS&M本部マーケティング部部長・樽澤氏
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年商1億・3億・10億円の“壁”
CVサミットには、メーカー・インフルエンサー・アフィリエイターなどの多数の関係者が参加。講師は、D2C企業や通販支援会社で活躍中の経営者・実務責任者、弁護士などの専門家が務めた。
日ごろ聞くことができない「なぜ上手く行かなかったのか」という失敗談を紹介し、失敗から学んだことを成功につなげるためのヒントを共有した。
W2のS&M本部マーケティング部部長・樽澤寛人氏は、「EC年商1億・3億・10億『壁』で止まった企業の失敗とは」をテーマに講演。528社のデータを分析した結果、売上が止まった企業の共通点として、新規購入者数の減少を挙げ、売上を拡大するためには「新規購入率の増加が最も重要」と結論づけた。
1億円の壁を越えられなかった企業のうち、新規購入者数が減った企業は78%、3億円の壁では81%、10億円の壁では79%をそれぞれ占めた。対策のポイントとして、1億円は“初回購入”、3億円は“流入”、10億円は“会員の動き”を挙げた。
EC-Consulting Japan代表の松下直人氏は、“日本一”をうたうためのサポート事業を紹介。「今、ECで最も強い訴求は『日本一認定』である。『ランキング1位』という訴求はお客様に刺さらなくなっている」と指摘した。今後は、エビデンスがあることを条件に、“日本一”を第三者に認定してもらうことが、有力な手法になると強調した。
「ECモールで他社商品と比較する際に、例えば『セラミド含有量 日本一』と表示できれば強い差別化ができる。オンリーワンなので、多少価格が高くてもお客様に納得してもらえる」と語った。
各セッションに多数の関係者が参加
売れないLPには理由がある
テマヒマ代表の平岡大輔氏は、売れないLP(ランディングページ)の原因を解説した。広告とLPが“別人”で求める情報と着地した情報が異なるケース、専門用語で話しかけて消費者に伝わらないケース、口説く順番を間違えているケースなどを紹介。さらに、文字が小さい、1文が長い、漢字の割合が多いといった場合は、「スマホで読む修行をさせている」と注意を促した。
S&K代表の壬生将志氏、同社マーケティング部長の松山真平氏、オルクス代表の北川雅人氏によるトークでは、Xオーガニックで商品が“爆売れ”する手法を公開した。インプレッションだけでなく、エンゲージメント率を高める取り組みなどを披露した。
また、「化粧品広告はどこまで攻められるか?」をテーマに、Authense法律事務所・弁護士の須摩大樹氏と薬事パートナーズ法律事務所・代表弁護士の新城安太氏が、化粧品広告で用いる表現の可能性を語り合った。美容クリームのキャッチコピーや、美容液の動画を例に挙げて、法的解釈をめぐり議論を交わした。
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