2023.12.21 調査・統計
ポリシー濫用による「返品不正」などショッピングシーズンに増加
Riskifiedが12月20日発表した「ポリシー濫用の実態と意識調査」の結果から、ECサイトでショッピングのピーク時に、ポリシー濫用による不正利用が大幅に増加することがわかった。

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転売不正の原因は「インフレーション」が最多
調査は、ファッション・スポーツ用品・フードデリバリー・家電・旅行ブランドなどの業界で、年間総売上が5億ドル以上の世界中の企業300社を対象に、電話インタビューとインターネットを活用して実施した。ポリシー濫用とは、ECサイトの販売ポリシーを悪用し、不正に利益を生み出す行為。返金・返品ポリシーの濫用、クーポンの不正利用、ギフトカードの詐欺行為などを指す。
回答者の約4割が、「INR(Item Not Received)不正」「返品不正」「プロモーション・ロイヤリティ不正」のそれぞれについて、「ホリデー商戦のような購買のピーク時に発生する」と回答した。
「転売不正」の原因については、「インフレーション」(40%)が最も多かった。
また、年間では「夏のショッピングシーズン」(70%)や「第4四半期後のホリデーショッピングシーズン」(67%)に不正利用が増加する傾向が見られた。
ポリシー濫用が新たな課題に
回答者の65%が、現状の対策として「返金・返品請求の大半を手作業による審査に頼っている」と回答。その一方で、組織内の他部門がポリシー濫用の課題についてよく理解していると回答したのは、19%にとどまった。また、62%が「ポリシー濫用に対処するための自動化システムを導入していない」と回答した。
ネットショッピングが普及するなか、ポリシー濫用の被害は欧米を中心に増加しており、ECエコシステム全体で1000億ドル(約15兆円)以上の損失が出ているという。日本では、クレジットカードの不正対策を行うEC事業者が増えているが、今後はポリシー濫用が新たな課題になると指摘している。
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