2023.04.10 調査・統計
「景気DI」が4カ月ぶりに改善…人出の増加、季節需要がけん引
民間調査会社の(株)帝国データバンクがこのほど発表した国内景気動向に関する調査結果によると、景気の方向性を示す「景気DI」は、3月に前月比1.8ポイント増の43.9となり、4カ月ぶりに改善した。

仕入れ価格の高止まりなどの悪材料も
調査は3月17日~3月31日、2万7628社を対象にインターネット上で実施(有効回答1万1428社、回答率41.4%)。
人出の増加に伴う消費活動がけん引し、上向きに転じた結果、4カ月ぶりに全10業界で改善した。特に「運輸・倉庫」「小売」「サービス」などで大幅な改善が見られ、5業種で50台となった。
マスク規制の緩和に伴って消費マインドが改善し、春休みや歓送迎会、引っ越しといった季節需要も重なり、企業活動へプラスに作用したとみられる。
一方、仕入れ価格の高止まり、人手不足による機会損失、生活必需品の価格高騰はマイナス要因となった。
「大企業」「中小企業」「小規模企業」ともに改善
各地域の動向を見ると、5カ月ぶりに全10地域で上昇。都道府県別では41都道府県が改善した。人出の増加が好材料となり、各地でプラスの影響が出たほか、建設需要も幅広い地域で景気を押し上げた。
また、企業の規模別では、「大企業」「中小企業」「小規模企業」が4カ月ぶりにそろって改善した。
今後の見通しについては、経済社会活動の正常化に向けた動きが一層進むことが、景気を支える原動力になると指摘。原材料価格の高騰といった下振れ要因はあるものの、ほぼ横ばいで推移すると予想している。
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