2023.02.07 調査・統計
バーチャルショップ、認知率は3割…利用経験者の9割が継続利用の意向も
(株)NTTデータ経営研究所が6日発表した『バーチャルショップに関する意識調査』の結果によると、認知度は3割に留まっているが、利用経験者は商品イメージがわきやすい点をメリットと感じ、9割以上がポジティブな印象を抱いていることが分かった。

バーチャルショップを知る人の44%が「利用経験あり」
メタバースなどのWeb3(WEB3.0)を活用した新たな購買体験に注目が集まっていることを背景に、NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション(株)が提供する「NTTコム リサーチ」の20~40代の登録モニター男女1065人を対象に2022年12月に調査した。
それによると、バーチャルショップを「知っている」は27.4%。現時点では一部の情報感度の高いユーザーにのみ認知されている段階と考えられる。また、認知している人の44.2%は「利用したことがある」。利用頻度はモール型、他メタバースサービス出店型とも、約7割(モール型69.0%、他メタバースサービス出店型77.4%)が「月に1回以上」。購入・購入を検討した商品は、「食品・飲料・生活用品」「衣類・ファッション・装飾品」が多かった。
利用未経験者の7割以上が「利用したいと思わない」と回答
一方、どのサービスも、利用未経験者の7割以上(モール型74.3%、イベント型72.65、他メタバースサービス出店型74.5%)が「利用してみたいとは思わない」と回答。理由は「通常のECサービスで十分」「サービスの使い方や利用しているイメージが沸かない」などだった。
利用経験者は、各サービスの9割以上(モール型94.4%、イベント型95.1%、他メタバースサービス出店型90.3%)が、引き続き利用したいと回答し、ポジティブな印象を抱いていた。VR、ARなどによって「商品のイメージが沸きやすい」という理由が多く、通常のECサービスと異なり商品を確認できる点をメリットに感じているユーザーが多いようだ。
バーチャルショップはお祭りや物産展のように捉えて楽しむ傾向に
一方で、「商品・サービスが気に入ったため」と回答した人は2割弱(モール型16.4%、イベント型15.4%、他メタバースサービス出店型 14.3%)で、ユーザーが商品・サービス自体よりもバーチャルショップを利用することによる体験を求めていると考えられる。イベント型では「ショールーミングを楽しむことができる」といった理由が最多だったことから、バーチャルショップを一種のお祭りや物産展のように捉えて楽しむ傾向にあると考えられる。
また、他メタバースサービス出店型では、商品・サービスの利用で「他のプレイヤーと自分を差別化できた」という回答が多かった。これはゲームなどのメタバース空間の中でいかに自分のアバターの独自性を出せるかといったニーズが高まっていることが背景にあると思われる。
今後の改善点としては、「オンライン接客品質」が最も多かった。オンライン上という制約があり、ユーザーと実際に対面できない中で、いかにメタバースへの没世界感を高めるような感情的価値の訴求やライフスタイルの提案などを行うことができるかが重要と考えられるとした。
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