2022.11.08 通販会社
アローズ2Q、営業利益・純利益とも黒字に…自社ECシステムの改修が貢献
(株)ユナイテッドアローズが7日発表した2023年3月期第2四半期(22年4月~9月)連結決算は、売上高が前年同期比13.9%増の574億5300万円、営業利益が13億8500万円(前年同期は26億4800万円の営業損失)、純利益は10億7400万円(前年同期は19億9400万円の純損失)となった。

自社ECサイトをリニューアルし成長軌道に
売上総利益は前年同期比20.4%増の298億5200万円となり、売上総利益率は同2.8ポイント増の52.0%となった。在庫の調達をコントロールして値引きを抑制したことなどにより、営業利益以下の各利益は計画水準を上回った。
3月にリニューアルした自社ECサイトは、苦戦していたシステム面の課題がほぼ解消。10月の速報値でも売上は前年の20%超えとなり、成長軌道に。上半期の売上総利益率は、前年同期比で3.2ptの良化、定価販売構成比も同13.2pt増の大幅改善となった。アプリのダウンロード数は累計で約230万件、リニューアル後からは100万件の大幅増。LINEのお友達登録数も10月現在で約177万人となった。
OMOによるデジタル接客については、おすすめコーディネートを投稿するスタッフを約900人増やし、フォロー数も延べ2万2000人規模に達した。コーディネート掲載数も月5000件まで増え、コーディネート経由の売上が自社ECサイトの50%強を占めるようになった。
デジタルマーケティングの強化については、10月にSNS専門組織を設立。InstagramとTwitterを中心にPRの柱に育て上げていく考え。22年秋冬は主要23ブランド・レーベルのシーズンテーマとLOOK BOOKを集約したコレクションコンテンツを公開した。
単体売上高は14.2%増の519億9600万円
単体の売上高は前年同期比14.2%増の519億9600万円、売上総利益率は同3.0pt増の51.4%となった。ネット通販の売上高は同3.5%減の131億1300万円。前年を下回ったが売上比は25.0%となり、3年前から3.4pt増加している。
小売+ネット通販既存店売上高は、前年同期比15.5%増、買上客数も同1.8%増加。セール施策のコントロールで、客単価は同14.5%増となった。
出退店については、トレンドマーケットで1店舗の退店、ミッド・トレンドマーケットで1店舗の出店を実施した結果、第2四半期末の小売店舗数は190店舗、アウトレットを含む総店舗数は216店舗となった。
海外販売が実店舗・ネット通販ともに好調
連結子会社の(株)コーエン(決算月1月)は増収増益となり、売上高は前年同期比5.1%増の50億3000万円。セールの抑制で売上総利益率が改善、損益面では計画を上回る進捗となった。海外子会社の台湾聯合艾諾股份有限公司(決算月1月)も増収増益となり、売上高は同52.5%増の6億6000万円。実店舗、ネット通販とも好調に推移した。
出退店については、コーエンは2店舗の出店、3店舗の退店で、店舗数は86店舗、台湾聯合艾諾股份有限公司は1店舗の出店により8店舗。グループ全体での新規出・退店数とも4店舗、第2四半期末の店舗数は310店舗となった。
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