2022.10.18 マーケティング
日本マーケ本大賞22、『The Art of Marketing マーケティングの技法』が大賞
日本マーケティング学会は17日、第5回『日本マーケティング本大賞2022』の受賞3書籍を発表した。大賞は『The Art of Marketing マーケティングの技法:パーセプションフロー・モデル全解説』〈音部大輔(著)、宣伝会議〉に決まった。

大賞は『The Art of Marketing マーケティングの技法』
2000人を超える研究者や実務家の会員が所属する「日本マーケティング学会」は、12年に発足。日本のマーケティグ力を培っていくため、多分野との深いレベルでの交流を通して「探求と創発」をめざす日本学術会議協力学術研究団体だ。
『日本マーケティング本大賞』は、マーケティング理論や実践の普及のため、1年間に日本で出版されたマーケティング書籍(翻訳本を除く)を対象に、会員が推奨する優れた書籍を投票形式で選出。今年は1次投票で10作品をノミネートし、大賞1冊と準大賞2冊を選んだ。
「大賞」は、21年12月に刊行された『The Art of Marketing マーケティングの技法:パーセプションフロー・モデル全解説』(音部大輔〈著〉、宣伝会議)に決まった。
パーセプションフロー・モデルは、消費者の認識変化を中心に捉えたマーケティング活動の設計図。日用品からスタートしたその適用範囲は、耐久消費財、サービス、さらにはデジタル領域やBtoBにまで広がっていき、現在、数多くの企業がこのモデルを採用している。「マーケティングを技法として示す実践知の集約」が推薦理由となった。
『ブランド戦略ケースブック2.0:13の成功ストーリー』など2冊が準大賞に
「準大賞」(2冊)は、『ブランド戦略ケースブック2.0:13の成功ストーリー』(田中 洋〈編著〉、同文舘出版、2021年10月刊行)。取り上げられた13の事例は、製品とサービス、日用的なものから嗜好的なものなどバラエティに富み、時宜を得たものであり、大学生や企業人が実践的に学ぶのに適したものとなっている。
実際にグループワークでの活用方法も示されており、大学・大学院、企業の研修などでのテキストとして利用しやすいことなども特徴で、「ブランド戦略の事例を理論で切り取った、生きた教科書」との評価を受けた。
同じく「準大賞」に選ばれたのは、『マーケティングの新しい基本:顧客とつながる時代の4P×エンゲージメント』(奥谷孝司・岩井 琢磨〈著〉、日経BP、22年1月刊行)。「デジタルシフトの中、顧客を見つめるべきだという新たな方向性」の示唆が推薦理由となった。
扱うトピックは、CRMやEC、IoTやオムニチャネル、サブスクリプションなど多様。デジタル革命が進む今日でも、オンラインだけでなくオフラインでの顧客行動に向きあうことは必要で、答えが見つかりにくい中で、企業経営者は何をどう考えればいいのかを指し示している。
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