2022.03.14 調査・統計
21年機能性化粧品市場、4%増の2兆3000億円に…コロナ禍ニーズに対応
(株)富士経済がこのほど発表した『機能性化粧品の国内市場調査』の結果によると、2021年は、コロナ禍のニーズに対応した商品の投入などで回復傾向にあり、前年比4.1%増の2兆3000億円を見込み、22年も同2.4%増の2兆3558億円を予測している。

21年「敏感肌用化粧品」市場が3.5%増
調査は21年9月~11月。スキンケア、ベースメイク、ボディケア、ヘアケアなどの化粧品市場をアンチエイジング、ホワイトニングなど機能別に分析した。それによると、コロナ禍が続く21年は、マスク着用による肌荒れのケアやベースメイクの崩れ・色移り防止などの商品の投入が進み、デジタル施策による提案強化もあって、市場は20年度比で拡大するとみている。
スキンケアを中心にボディケア、ベースメイク、ヘアケアの商品を展開する「敏感肌用化粧品」は、21年見込みが前年比3.5%増の1217億円。22年は同2.4%増の1246億円と予測した。マスク着用が日常となり、肌への刺激を感じる消費者が増加し、スキンケアを中心に需要が高まっている。21年もマスクの需要が続いていることから、市場は拡大するとみられる。
21年「ホワイトニング化粧品」市場は8.1%増に
スキンケアでは、肌に優しい商品を使いたいと感じる消費者が肌質や年齢を問わず増えていることから、敏感肌層以外も需要を取り込んでいる。今後、マスクの着用機会が減少した後も堅調な推移が予想される。ボディケアでは、トーンアップ効果を付与したサンスクリーンが、マスク着用で増加するライトメイク志向層のベースメイクの代替需要を取り込み、好調だ。
スキンケアを中心にベースメイク、ボディケアの商品が展開されている「ホワイトニング化粧品」は、21年見込みが前年比8.1%増の3089億円、22年予測は同3.9%増の3209億円。21年は医薬部外品の投入が継続し、前年の反動もあって市場は拡大が見込まれる。
市場の8割以上を占めるスキンケアは、しわ改善・シミ予防の医薬部外品の投入が、美容液だけでなく化粧水・乳液などに広がって需要を取り込んでいる。マスク着用による色素沈着を避けるためなど、コロナ禍の需要も獲得している。ベースメイクでは、ファンデーションは減少が続くものの、メイクアップベースやフェイスパウダーは堅調な需要が予想される。
21年「アンチエイジングヘアケア」市場は17.5%増
「アンチエイジングヘアケア」は、21年が前年比17.5%増の1517億円を見込み、22年は同2.4%減の1480億円と予測した。ヘアケアにおけるアンチエイジングとしては、抜け毛予防や発毛促進をうたう商品や、ボリュームアップやハリ・コシの改善を訴求する商品がある。
医薬部外品の育毛剤と育毛剤の浸透を高める機能を訴求した育毛シャンプー・リンスが市場をけん引。頭皮ヘの負担の少なさや育毛効果の高い独自成分を訴求している「ニューモ」(ファーマフーズ)が、新規需要の獲得に加え、効果実感の高さからリピート需要の獲得も好調なことから、21年の市場は拡大を続けると見込んだ。
「アクネ対応スキンケア」の市場は、21年が前年比2.1%増の321億円、22年は同1.2%増の325億円と予測。「マスクニキビのケア」を打ち出したプロモーションや新ブランド・新ラインなどの投入も活発で、21年の市場は拡大。その後も堅調に推移するとみられる。
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