2022.01.24 ECモール
ヤフオク!とPayPayフリマ、AIを活用し不正決済を60%減
ネットオークションサービス「ヤフオク!」と、フリマアプリ「PayPayフリマ」を提供するヤフー(株)は、安全安心の利用につながる「不正決済対策」を強化している。売るコツや買うコツ、ヤフオクを楽しむ技を案内しているサイト「YAHUOKU! TOPICS」で、機械学習とパトロールで被害を減らす取り組みの数々を紹介している。

不正決済の手口に「システムと人の両軸」で対策
ヤフーによると、独自開発のAIを使った不正検知システムと専門のパトロールチームにより、2019年から約2年間でクレジットカードの不正決済額を約60%減らしてきた。日々変わる不正決済の手口に対して、「システムと人の両軸」で対策しているという。
「不正決済」とは、銀行口座残高や保有するポイント、クレジットカードが第三者に使われること。盗まれたクレジットカードの使用や、乗っ取ったアカウントにひも付いているクレジットカード情報で買い物をすることが代表的な手口だ。不正決済の対策が全くされていないと、主に出品者に、「商品だけとられて代金が入ってこない」といった被害が発生してしまう。
検知システムの判定データを機械学習でスコア化
不正決済が分かった場合、ヤフーはオークション情報やユーザー情報などを分析して不正決済の傾向を把握する。この傾向をもとに、特徴をルールとして検知システムに登録し、出品や落札、決済といったアクションがあったときに確認して、不正かどうかの判定をする。
並行して、審査チームでは24時間365日体制でパトロールしている。懸念があったものは、クレジッドカード会社に照会。本人による利用なのかを確認することで、不正決済を防いでいる。さらに、目まぐるしく変わる不正決済手段に対応するため、ルールの判定結果や審査チームの審査結果などのデータを貯めて、分析している。
これらの対策のほか、不正決済の傾向の変化に対応できるように機械学習を活用。検知システムの判定データを機械学習でスコア化し、指定スコア以上を不正と判定するようなルールを作っている。パトロール業務や審査対応者の感覚を「見える化」するためにも使われ、システムで不正判定された商品タイトルを機械学習し、スコア化している。そのスコアをチーム内で共有。対応する人の経験などによるばらつきをなくすことにつなげている。
ID乗っ取り対策も強化
ヤフーは同時に、Yahoo! JAPAN IDの乗っ取り対策も強化している。パスワードを使わないログインである「パスワードレス認証」を推奨。Yahoo! JAPANでは、「パスワードレス認証」としてSMS認証と生体認証が利用できる。
メールやSMSの本文のリンクをクリックすると、本物そっくりな偽サイト(フィッシングサイト)や不正サイトに誘導され、アカウントを乗っ取られると被害が確認されており、Yahoo! JAPANや関連会社を騙る不審なメール・SMSが届く場合がある。記載されているリンクは開かずに、公式アプリや検索サイト経由で確認するよう、注意を呼びかけている。
■『YAHUOKU! TOPICS』
https://auctions.yahoo.co.jp/recommend/topics/
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