2021.08.05 通販会社
ファンケル1Qは減収増益、純利益50%増…コロナ禍の影響は限定的に
(株)ファンケルが4日発表した2022年3月期第1四半期(21年4~6月)連結決算は、売上高が前年同期比4.3%減の251億7600万円、営業利益が同23.1%増の30億1000万円、純利益は同50.8%増の22億2700万円となった。

化粧品事業の営業利益が34%増
売上高は、引き続きコロナ禍の影響を受けたが、前年同期よりは限定的だったことから、主力の化粧品関連事業と栄養補助食品関連事業が増収となり、適用を開始した「収益認識会計基準」では、3.2%増となった。営業利益は三島工場(サプリメント工場)、関西物流センターの稼働に伴う減価償却費の増加などがあったが増益となった。
化粧品関連事業の売上高は前年同期比7.0%増の145億600万円、営業利益は同34.8%増の20億8300万円だった。売上高の内訳は、通信販売が同9.2%減の75億800万円で構成比は51.7%。店舗販売は同56.9%増の32億4900万円で、22.4%、卸販売ほかが同19.6%増の19億9800万円で、13.8%、海外が同13.6%増の17億5100万円で、12.1%だった。
ブランド別では、ファンケルの売上高が前年同期比4.6%増(国内4.8%増、海外2.7%増)の105億700万円で、構成比は72.5%。『マイルドクレンジングオイル』などが好調に推移した。アテニアは同17.8%増34億5600万円で、23.8%。中国向け越境ECが寄与した。bosciaは同14.9%減の3億2100万円で、2.2%。ECチャネルは好調だったものの、リアル店舗向けの卸販売が振るわなかった専門店や百貨店などへの販売が減少した。
健康意識の高まりで『大人のカロリミット』『血圧サポート』などが好調
栄養補助食品関連事業は、売上高が前年同期比5.7%増の89億8800万円、営業利益は同17.9%増の13億2800万円となった。健康意識の高まりで『大人のカロリミット』『血圧サポート』などが好調に推移。販売チャネル別では、通信販売が同1.0%増の41億7600万円で、構成比は46.5%。店舗販売は同72.8%増の15億3500万円で、17.1%。卸販売ほかが同21.6%減の23億4900万円で、26.1%。海外は同92.5%増の9億2600万円で、10.3%だった。
1人ひとりの健康状態に合わせた最適なサプリメントをワンパックで提供するオーダーメイドサプリメント「パーソナルワン」のユーザー数は着実に増加。継続率は既存サプリより10ポイント多く、約9500円の購入単価も同2倍となっている。フェイスブックでターゲット別にプロモーションを実施するなど、親和性の高い総へのアプローチを強化している。
同社らしいOMOの取り組みが「ライブコマース」だ。視聴者のロイヤルティは明確に向上した。既存ユーザーを中心に体験価値の向上とファン化の促進を狙った「自社開催」は、延べ70回で、総視聴者数は31万人。効果は新規購入者が最大7割に及び、LTVも15%増。継続率アップにもつながった。また、商業施設のライブコマースに参加。新規顧客獲得をめざした店頭からのライブ配信も奏功。ダイバーシティ東京プラザやイオンモール福岡などで実施した。
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