2021.06.10 ECモール
中国の一大EC商戦「618」開始、ラオックスが日本製品を展開
中国の一大EC商戦「618」が始まっている。ラオックス(株)は9日、中国全土にわたるセールイベント「618商戦」で、人気がある日本製品の化粧品やベビー用品、家電に加え、日本文化を感じさせる日本酒やアニメをラインアップに加えたと発表した。

初夏の大型セール「618」のプレセール・予約販売が開始
「618」は、初夏の大型セールとして6月1~18日に開催。プレセールや予約販売が始まっているが、最大のプロモーションは最終日の18日だ。アリババグループによる「ダブルイレブン(W11)」をしのぐ勢いに成長し、中国EC業界全体が盛り上がる大規模キャンペーンだ。総合免税店事業を主軸に、インバウンドビジネスのパイオニアとして業界を牽引しているラオックスが「618」に参加するのは今年で4回目。巨大な中国のEC市場で盛り上がりを見せるイベントへの継続的な参加で、国内メーカーの中国市場への進出拡大も見据えている。
渡航制限の中、中国消費者はECで海外商品を購入
同社によると、中国のネット利用者数は、昨年12月時点で9億8900万人、ECサイト利用者数は7億8200万人に上る。今後も、ネットの普及率上昇とともにECサイト利用者数の増加が見込まれ、中国EC市場の盛り上がりは継続することが予想されている。新型コロナウイルス感染症拡大防止のために世界的な渡航制限が続く中、ECは中国の消費者にとって、海外商品を入手する重要なチャネルとなっている。2020年の「618」期間中の全GMV(流通取引総額)は、日本円で前年比43.78%増の約8兆円となった。
参加ブランドは欧米が主流、日本からの参加に期待も
一方、国外からの参加ブランドは欧米が主流で、日本からの参加はさらなる増加が期待できるという。昨年、アリババ傘下のBtoC越境ECプラットフォームを通じて「618」のキャンペーンに参加した中国国外のブランドは、欧米企業をはじめとした92か国・地域から約2万5000。、新規参加ブランド数は前年比64%増と発表された。今年は中国の国内外合わせて、昨年の2.5倍となる約25万のブランドが参加。全1300万の商品中、140万SKUが「618」で発売されるなど、「618」は海外ブランドが中国市場にアクセスするための重要な入り口として注目されている。
日本酒やアニメなど、日本の文化を楽しめる商品がトレンドに?
ラオックスは、長引く海外渡航制限もあり、今年は日本酒やアニメといった日本文化を楽しめる商品がトレンドとなると予測。巣ごもり生活を快適にしたいという意識の高まりから、昨年の「618」の売れ筋として伸び率トップだった高級家電や、近年人気が高い化粧品、ベビー用品、トイレタリー用品、健康食品に日本酒やアニメコンテンツ商品を加え、海外旅行に行けない中国消費者のニーズに応える方針だ。20年のラオックスの「618」での売り上げは前年比45%増だった。21年は前年比30%増の売上を目標に掲げている。
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