2021.03.01 通販支援
オートロックマンションで複数のロボが配送、JPが日本初の試行開始
日本郵便(株)はこのほど、配送効率をさらに高めることを目的として、オートロックシステム付きマンションなどの「屋内」でのラストワンマイル配送で、「配送ロボット」の導入可能性を検証する、日本初の試行を実施すると発表した。
省人化配送に向け、NEDOの補助を受け実験
試行内容は、複数台の配送ロボットとエレベーター、運行管理システムを連携させて、オートロックシステム付きマンション内での荷物配送。国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による「自動走行ロボットを活用した新たな配送サービス実現に向けた技術開発事業」の補助を受けた実験となる。
期間は3月下旬までを予定し、千葉県内のマンションを使う。複数台のロボットによる配送試験と同時に、複数台の配送ロボットの運行管理に必要となるシステムの実証を行うことで、ラストワンマイル配送における配送ロボットの可能性を検証し、省人化配送の実現を推進したい考えだ。ロボットの外寸は縦54×横50×高さ76cm。
運航管理システムの施策・運行は日立製作所が担当
運行管理システムの試作と運行実施を(株)日立製作所が、配送ロボットのエレベーター連携対応を(株)日立ビルシステムが、配送ロボットの提供と運行の実施をアスラテック(株)が、それぞれ協力する。
日本郵便は、2017年度からロボットメーカーと連携して自動配送ロボットの導入可能性を探る実証実験を継続している。20年9月末~同年11月には、これも日本初となる公道での輸配送実証実験を試みた。歩行者とともに信号や横断歩道が点在する中、東京都千代田区の東京逓信病院から麹町郵便局までの数百メートルを荷物を載せて走行。並走者を伴わず、遠隔で走行状態を監視して走行する「遠隔監視・操作型」の実証実験も行った。
コロナ禍で非対面受取のニーズも増えている中、ロボットを使ったラストワンマイル配送の自動化は、重要な手段となる可能性を秘めている。実用化を早期に見据える日本郵便は、今後も新しい技術と物流の融合を図る取り組みを進めていく考えを示している。
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