2021.02.26 通販支援
ヤマト運輸、オートロックマンションの「置き配」実用実験開始
ヤマト運輸(株)はこのほど、ECを利用するユーザーのさらなる受け取り利便性向上に向け、オートロックマンションに住むユーザーに、安心な自宅前などの置き配を提供するデジタルキーを活用した新機能を「EAZY」に追加すると発表した。
オートロックマンションの置き配対応に
複数社のデジタルキーを1つのシステム上で管理し、より多くのマンションの居住者に利用してもらうため、今後デジタルキーを開発するパートナーとの連携を進め、各地で実用実験を実施する。
新型コロナウイルスの感染拡大で急加速するEC化と、個人のライフスタイルに沿った受け取りニーズの多様化を背景に、置き配による受け取りを希望するユーザーが増加している。ヤマトグループは、2020年6月にEC事業者向けの配送商品「EAZY」を発売し、対面に加えて自宅前などの置き配に対応するとともに、配達直前まで受け取り場所の変更が可能など、ユーザーの受け取り利便性向上に取り組んでいる。
一方、オートロックマンションでの受け取りの場合、置き配での受け取りを希望しても、宅配BOXの数が限られている、本人が不在のためオートロックが解錠できず届けられないといった課題があった。さらに、セキュリティの観点から、居住者以外の人が安易にマンション内に入れることに対する不安の声も多くあることから、同社はこれらを社会課題と捉え、行政やパートナーと連携し、解決に向け取り組んできた。
解錠用ワンタイムパスワードをアプリで発行
今回、オートロックマンションでも置き配など多様化する受け取りニーズに応えるため、複数社のデジタルキーを同時に管理できる「マルチデジタルキープラットフォーム」を開発。配達情報と連動したデジタルキーによるオートロックの解錠が可能なセキュリティの高い新機能を「EAZY」に実装することにした。今後は実用実験を進め、複数企業が提供するデジタルキーとの連携を行い、早期の全国展開を進めたい考えだ。
該当するマンションの居住者が、EAZY利用時に「対面」ではなく玄関ドア前などの「置き配」を指定すると、配達するEAZY CREW が持つ専用アプリに、エントランスのオートロック解錠に必要なワンタイムパスワードが発行される。それぞれの配達情報ごとにオートロック解錠に必要なワンタイムパスワードが発行されるため高いセキュリティを実現する。
3月上旬東京都内で実験開始
実用化に向け、3月上旬から東京都内で複数のデジタルキーを対象に実験を開始。今年中に全国1万棟での展開を進める。また、自宅に設置する宅配BOXなどのデジタルキー化にも対応するため、パートナーとのさらなる連携を図っていくとしている。
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