2021.01.29 調査・統計
「エシカル消費」経験は7割超、地産地消の商品購入が最多…楽天SDGs調査
楽天インサイト(株)が28日発表した「SDGsに関する調査」の結果によると、「SDGs」の認知度は約5割、「エシカル消費」の経験は7割以上に上っていたが、いずれも理解度は十分とはいえない実態が浮き彫りになった。
楽天インサイト調査、SDGsの認知は半数超
調査は昨年12月22~23日。楽天インサイトに登録しているモニターの中から、全国の20~69歳の男女1000人を対象にした。昨今、注目を集めている「SDGs」に関連するキーワードの認知度や、「SDGs」につながる日々の具体的な消費行動、さらには「エシカル消費」「サステナブル」に対する関心や経験を聞いた。
≪SDGs≫とは、Sustainable Development Goals(サステナブル・デベロップメント・ゴール)/持続的な開発目標を表す。2015年9月の国連サミットで採択され、国連加盟国193か国が30年までに持続可能な発展をめざして設定した17個の目標からなる――。
サステナビリティに関連するキーワードの認知を聞いたところ、「SDGs」を「よく知っている」「聞いたことがある」の合計は50.7%となった。提示したキーワードの中で最も認知度が高かったキーワードは「ふるさと納税」(96.7%)で、「気候変動」(86.0%)、「フードロス(食品ロス)」(85.0%)、「クリーンエネルギー」(83.0%)、「ジェンダー平等」(70.0%)、「2050年二酸化炭素排出実質ゼロ」(68.8%)の順で続き、いずれも「SDGs」より認知度が高かった。
最も関心あるのは「健康・福祉」
「SDGs」の17個の目標で、関心度合いが最も高かった項目は「すべての人に健康と福祉を」(52.1%)で、次いで「貧困をなくそう」(50.3%)、「.住み続けられるまちづくりを」(47.9%)、「安全な水とトイレを世界中に」(46.5%)、「質の高い教育をみんなに」(46.0%)だった。
≪エシカル消費≫とは、消費者それぞれが各自にとっての社会的課題の解決を考慮したり、課題に取り組む事業者を応援したりしながらエシカル(倫理的)な消費活動を行うことを意味する――。
買い物重視に「エシカル」は3割未満
日々の買い物で重視する上位3つは、「値段(77.3%)」「品質(66.3%)」「機能(54.4%)」。また、「生産地(27.3%)」「環境に配慮している(17.6%)」「生産・運営している企業(14.7%)」「生産者や生産過程がみえる(12.4%)」など、「エシカル消費」にあてはまる点を重視する回答は3割未満にとどまった。
ふるさと納税でエシカル消費経験は24.5%
具体的に「エシカル消費」として提示した行動について、経験の有無を聞いたところ、「したことがない」は27.5%で、72.5%は何らかの経験がある結果となった。「エシカル消費」の中で最も経験率が高かったのは、「地産地消の商品を買う」(38.4%)、次いで「在庫消費・賞味期限切れ(に近い)商品を買う」(28.3%)、「ふるさと納税で事業者を応援する」(24.5%)が続いた。
「エシカル消費」の行動をしたことがない理由は、「よく分からない」(65.8%)が最多。次いで「どんなものか知らなかった」(18.5%)が多く、「エシカル消費」自体の認知や、具体的な行動についての理解が十分に浸透していない様子がうかがえた。
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