2019.11.11 通販会社
アイスタイル1Q、2億3000万円の純損失…店舗開店への投資で
(株)アイスタイルがこのほど発表した2020年6月期第1四半期(7~9月)連結決算は、売上高が前年同期比2.3%増の79億100万円、営業損失が2億500万円(同営業利益3億400万円)、純損失が2億3200万円(同純利益1億8300万円)となった。
原宿に開店の大型旗艦店「@cosme TOKYO」の経費が拡大
営業損益は計画に比べて赤字幅は縮小し、上振れている。赤字の主な要因は、東京・原宿に2020年1月10日オープンが決まった大型旗艦店「@cosme TOKYO」の出店費用(家賃)が9月から先行発生していることなどによる。計画に対する進捗は各セグメントでさまざまだが、連結業績においては費用の削減などにより、上振れて着地したとしている。
「@cosme」を基盤とした各種サービス(BtoB、BtoC)が属する「On Platform事業」の売上高は、前年同期比6.9%増の19億5300万円で、セグメント利益は同19.9%減の4億2600万円。広告に次ぐ第2の収益の柱と位置付ける「ブランドオフィシャル(BO)」が着実に成長しており、BOをはじめとしたBtoBサービスが成長した。
ソフトウェア償却などの費用が先行し利益率が低下しているが、今後、BOを伸ばすことで、改善できるものと考えている。11月8日時点で、1月の売上計上が確定しているBO契約ブランドは200を超えているという。
「Beauty Service事業」は、化粧品ECサイト「@cosme shopping」の運営、化粧品専門店 「@cosme store」の運営や、プライベートブランドの企画・開発・販売等の国内におけ る小売業を中心としたサービスなど。売上高は38億5000万円(同14.6%増)で、セグメント損失は1900万円(同セグメント利益1億3800万円)。
ECは過去最高の成長率、駆け込み需要も
ECは新規顧客や既存顧客のリピートが増加し大きく成長した。消費税増税前の駆け込み需要もあり、過去最高の成長率を記録している。店舗は、渋谷店の閉店や、ルミネ池袋店と高岡店の改装による一時閉店の影響がありながらも、増税前の需要などにより、増収となった。営業利益率のマイナスは、「@cosme TOKYO」への費用先行による。
日本国外で展開するEC・卸売、店舗、メディア等のサービスが属している「Global事業」は、厳しい結果となった。売上高は17億9200万円で前年同期比19.9%減、セグメント損失は1億2600万円で同セグメント利益4600万円。
中国のEC法により競争環境が変化し、EC・卸売が減収。今後は品揃えの強化や独占販売契約など、価格に依らない販売戦略に中長期で取り組んでいく考えだ。また、店舗事業においては、香港のデモの影響により、大きく減収となり、店舗によっては一時的な営業見合わせも行っている。
「その他事業」は、売上高が3億600万円(前年同期比2.8%増)、セグメント利益は4100万円(同15.8%増)だった。美容部員などを派遣する人材派遣業は、競争の激化が影響して減収となったが底堅く推移。また、投資育成事業においてキャピタルゲインを計上したことにより、増収増益となった。
@cosmeは12月3日に20周年を迎え、これを機にロゴをリニューアルする。新しいロゴのコンセプトは「Dot&Space」。Beautyに関するプラットフォームとしての@cosmeの思想を引き継ぎ、点と点(Dot)をつなぐ場(Space)をつくっていくという。
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