2019.07.02 調査・統計
18年度スマホ決済市場、1.1兆円に…今後は毎年50%増も
(株)ICT総研が1日発表したモバイルキャッシュレス決済の市場動向によると、18年度のモバイルアプリのキャッシュレス決済額は約1.1兆円となる見込みで、19年度は1.8兆円、20年度には2.9兆円に急拡大すると予想している。
キャッシュレス決済比率は約24%
同社の調査によると、18年の家計最終消費支出は約292兆円。このうちクレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレス決済は70兆円規模に達し、キャッシュレス決済比率は24%程度を占めていると推定している。
18年度のモバイルアプリのキャッシュレス決済額は約1.1兆円となる見込み。19年度はQRコード決済の普及や、消費税増税に伴って国が1キャッシュレス・消費者還元事業を実施することから1.8兆円に成長すると予想している。さらに20年度には2.9兆円に急拡大することが予想される。
QRコード決済市場、20年度は1.5兆円
キャッシュレス決済のうち、18年の電子マネー決済額はカード・タイプの決済を含めると約6兆円で、このうちスマホなどのモバイル電子マネーは0.9兆円を占めている。さらに19年度に1.1兆円、20年度に1.4兆円へと拡大する見通しとなっている。QRコードによる決済額は、19年度に0.7兆円、20年度には1.5兆円になると予測している。
【実態調査】3000円以内の支払いは現金で
ICT総研が19年6月に4302人を対象に実施したアンケート調査によると、1000円~3000円の小額決済の場合、71.6%の人が現金を利用すると回答。1万円~3万円の比較的高額な買い物をする場合は、現金の利用率は43.8%に下がり、クレジットカードの利用が68%へと上昇している。スマホアプリの電子マネー利用者は4.6%、スマホのQRコード決済利用者も4.6%となっている。

【実態調査】QRコード決済はLINEが最多
他に、スマホアプリの電子マネー利用者695人に対して実施したアンケート調査では、よく利用する電子マネーは、「楽天Edy」(43.7%)、「モバイルSuica」(38.4%)、「iD」(30.9%)、「nanacoモバイル」(28.2%)、「モバイルWAON」(18.3%)の順に多かった。一方、QRコード決済サービスでは、「LINE Pay」(40.4%)、「PayPay」(40.3%)、「楽天ペイ」(31.7%)、「d払い」(16.1%)、「メルペイ」(11.3%)の順となった。
電子マネー・QRコード決済とともに増加しているポイントサービスについては、スマホ利用者のうちの7割が「ポイントアプリ」を利用していると回答。最も良く利用するポイントは契約しているキャリアにより異なり、NTTドコモユーザーでは「dポイント」(41%)、ソフトバンクユーザーでは「Tポイント」(46%)だった。auユーザーやMVNOユーザーは「楽天スーパーポイント」を利用している人が最も多かった。

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