2019.03.01 調査・統計
有料動画利用が25%増、アマゾンプライムビデオは509万人が利用
ニールセン・デジタル(株)が2月27日発表した2019年1月の国内の無料/有料動画アプリの利用状況によると、無料動画の利用者は昨年同月比14%増の4509万人、有料動画の利用者は同25%増の836万人に達したことが明らかになった。
「YouTube」利用率は30歳以下で8割
同調査は、「ニールセン・デジタルコンテンツ視聴率(Nielsen Digital Content Ratings)」とスマートフォン視聴率情報「ニールセン・モバイル・ネットビュー(Nielsen Mobile NetView)」をもとに、日本での無料/有料動画アプリの利用状況を分析したもの。
まず、18年12月の「YouTube」利用率(リーチ)を年代別に比較すると、49歳以下では70%以上の人が月に1回以上「YouTube」を利用し、若い人ほどリーチが高いことが分かった。特に30歳以下のリーチは80%を超えている。このことから、「YouTube」が大半の人にリーチできるマスメディアへ成長していることがうかがえる。
有料動画の利用は25%増の836万人
また、若い人ほどスマートフォンのみで動画を視聴する割合が高く、「YouTube」を利用する18~20歳のうち87%はスマートフォンのみで動画を視聴していることもわかった。
無料動画アプリと有料動画サービスの利用状況をみると、スマートフォン利用者全体の増加率が7%だったのに対し、無料動画は昨年同月から14%増えて4509万人、有料動画は25%増えて836万人となっている。
年代別の比較では、18~34歳の増加率が最も高く、昨年から35%増。年齢が若いほど有料動画サービスを利用する傾向が見られる一方で、50歳以上でも利用者数が伸び、幅広い年代が利用するメディアとなっていることがわかる。
Amazon Prime VideoとNetflix重複利用が減少
有料動画サービスの中で利用者数が多いのは「Amazon Prime Video」(509万人)と「Netflix」(171万人)で、重複利用状況者は「Netflix」利用者のうち26%となっている。ちなみに昨年は32%が重複利用していた。
こうした結果について、同社アナリストのコヴァリョヴァ・ソフィヤ氏は、「動画サービス成長の要因としては、オリジナルコンテンツが充実してきたことが影響していると考えられる。日本独自のコンテンツはSNSで話題を呼び、若年層の中で広まるなど好循環が見られる」と分析。「Amazon Prime Video」と「Netflix」の重複利用者が減少している理由については、「視聴者が自分の視聴スタイルに合わせて利用するサービスを選択する傾向が強くなっている」からだと説明している。
さらに今後については「動画サービスの利用者属性、利用時間帯や視聴コンテンツなどの視聴スタイルは、サービスごとに変わってくる可能性がある」と予想した。
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