店舗で確認→ネット購入…ショールーミングの購買行動が世界で定着

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クリテオ(株)がこのほど発表した「18年第2四半期グローバルコマース調査レポート」の分析結果によると、消費者の間でモバイルサイトやスマホアプリから商品を購入するスタイルの浸透が進んでいることが分かった。

 

 

 同調査は、18年第2四半期における80カ国超、5000以上の小売業者の顧客による閲覧および購入データを分析したもの。

 

スマホ・タブレット経由の売上、日本は55%で世界3位

 これによると、日本の国内ECサイトでのスマートフォンとタブレット経由の売上は、前年同期比3%増の55%に達し、このうちスマートフォンは同7%増となった。タブレットは同2%減、PCは同7%減。世界では、「スウェーデン」(60%)、「ノルウェー」(57%)に次ぐ割合となった。

 

 

 ショッピングアプリを活用したセールスに積極的な小売業者では、アプリ内取引が増加傾向にあり、世界的には同30%増加。買物アプリの活用の盛んな「オンラインのみの店舗」の割合は31%と、「オンラインと実店舗」の21%を上回っている。

 

コンバージョン率は「アプリ経由」が20%、PCの4倍に

 またコンバージョン率については、アジア太平洋地域では「アプリ経由」が20%、「モバイルサイト」が3%、「PC」が5%と、「アプリ経由」が他に大きく差をつけた。

 

 

 一方、オムニチャネル関連では、「オムニチャネルの顧客」の割合は全体のわずか7%ながらも、売上全体の27%を生み出していることが判明。顧客全体の44%を占める「オンラインのみの顧客」の売上は、全体の24%にとどまっている。なお、「オフラインのみの顧客」の割合は全体の49%で、売上も49%だった。

 

ショールーミングの購買行動が定着

 これらの結果などを踏まえ、同社は「実店舗で商品を確かめ、オンラインで購入するShowrooming(ショールーミング)の購買行動が定着しつつある。マーケティング施策ではオンラインとオフラインを融合させ、売上につながるシナジーを生み出せるかが鍵となるだろう」と分析。

 

 さらにジョナサン・オプダイクCSOは「買い物客の嗜好として、アプリ内商取引が提供する便利さと、個々にカスタマイズされたサービスへの支持がますます顕著になることが予想される。アプリ内取引の増加と買物アプリのプロモーション展開との間に強い相関性があることは明らかだが、アプリを開設さえすれば、必ず利益が見込めるというわけではない」と指摘している。

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