2018.9.13

和牛ECが景表法違反、大阪府が通販会社に初の措置命令

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大阪府は11日、和牛を根拠なく「A5ランク」などと称してECサイトで商品を販売していた(株)恒づね(大阪府枚方市)に対し景品表示法に基づく措置命令を行なった。大阪府が通販で景表法違反の措置命令を行なったのは今回が初めて。

 

 

「A5ランク」表示に根拠なし、飲食店のメニュー表示でも違反

 恒づねは、楽天市場で「恒づね牛ギフト楽天 ONLINE SHOP」を出店。同店舗において、15年11月24日から18年1月25日までの間、商品名に「恒づねA5和牛」、「最上級A5ランク」、「A5ランク霜降り和牛」などと表示してした。ただ、大阪府の調査によると、商品を仕入業者から購入する際、牛肉の格付けを確認していなかった。同社は大阪府の求めに対し、A5ランクであることの裏付けとなる合理的な根拠を示す資料を示すことができなかったという。

 

 今回の件では、同社の飲食店のメニュー表示についても措置命令の対象としている。17年7月4日から18年5月22日までの間、店舗用メニューにおいて「ディナーの牛肉は融点温度の低い雌牛のみを使用しています」と表示し、あたかも雌牛を使用した料理を提供するかのように表示していた。ただ、実際に提供される牛肉の大半は雄牛(去勢牛)だった。

 

9月20日でインターネット販売終了に

 恒づねでは、企業サイト上で「府より受けた指摘を真摯に受け止め、今後、適正な表記を徹底するよう、再発防止に取り組む」と余膳恒子社長の名義でコメントしている。また、「楽天市場上の商品については、9月20日付でインターネット販売を終了」するともしている。

 

 なお、12日時点で同社が運営していた楽天市場の店舗「ステーキカッポー恒づね」は、店舗の改装中として連絡先以外のコンテンツが取り下げられている。

 

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