2018.5.24

不正対策と保険をセットに…かっこ「O-PLUX」サービス拡充

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かっこ(株)は24日、EC事業者向け不正検知サービス「O-PLUX」(オープラックス)に年間600万円までの補償機能を追加した新サービス「O-PLUX あんしんパック」をリリースした。三井住友海上火災保険(株)と提携によって実現した。

 

 

チャージバックのリスク削減、改正割販法の対応にも

 

 (一社)日本クレジット協会が発表した2017年のクレジットカード不正使用被害額は、前年比66%増となる236億4000万円。そのうちECを中心としたカード番号の盗用被害は176億7000万円となった。今年6月からは割賦販売法が改正され、EC事業者自身での不正対策が義務化となる。

 

 クレジットカードの不正利用がカードの持ち主の過失なく発生した際、購入代金はカード加盟店であるEC事業者の負担となるケースが大半(チャージバック)。EC事業者を狙う不正注文は巧妙化しており、突発的に発生するチャージバックの被害を予測することは困難で、事業者にとって大きなリスクとなっている。

 

 かっこでは、「O-PLUX」をはじめとする不正検知サービスを1万以上のサイトに提供している。利用加盟店全体で共有しているネガティブ情報を始めとする多様なデータベースマッチングや、ビッグデータ解析による属性・行動分析による検知で、不正注文による損失の未然防止に取り組んでいる。新たな取り組みとして、三井住友海上との提携により、年間600万円まで補償する「O-PLUX あんしんパック」サービスを開始した。不正対策が義務化される改正割販法の対応も実現できる。

 

 提携した三井住友海上火災保険ではチャージバック被害について、「かっこのサービスによる入口対策(被害の軽減)と、当社の保険による出口対策(被害の補償)で、クレジットカード決済市場がより健全に活性化して行くことを期待している」(総合営業部第二部第一課矢津田幸洋課長代理)とコメントしている。

 

三井住友海上火災保険の総合営業部第二部第一課矢津田幸洋課長代理

 

日本トイザらスが導入、「健全な成長を後押し」と評価

 

 「O-PLUXあんしんパック」のファーストユーザーとして、日本トイザらスが導入している。同社のeコマース本部シニア・ディレクター西原慎祐氏は「これまでも不正対策に注力し成果を上げてきたが、日々巧妙化する手口に対応し不正被害をゼロにすることは難しかった。『チャージバック』については予期しないタイミングで損失が発生するため、財務的にコントロールが難しいリスクだった」としている。新パックの導入は「リスクをコントロールしながら健全な成長を後押ししてくれる」と評価している。

 

日本トイザらスのeコマース本部シニア・ディレクター西原慎祐氏

 

■「O-PLUXあんしんパック」

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