2025.12.25 行政情報
HACCP導入は8割台、小規模事業者への“テコ入れ”が課題に…厚労省の部会
厚生労働省は12月25日、食品衛生監視部会を開き、2018年の食品衛生法改正ですべての食品事業者に導入された「HACCP(危害分析・重要管理点)」をめぐる課題や、サプリメントの新たな規制などについて議論した。来年1月以降に業界関係者からヒアリングし、4月以降に取りまとめに入る計画だ。
食品衛生監視部会の様子(12月25日午前)
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小規模事業者で対応の遅れ
食品衛生法は、原則としてHACCPによる衛生管理をすべての食品事業者に義務づけている。厚労省によると、HACCPの実施割合は、製造・加工業が83.9%、販売業が88.5%、飲食店業が83.4%。導入に向けて「準備中」は、それぞれ13.8%、13.3%、16.0%。事業者の規模が小さくなるにつれて、実施割合が低下する傾向にある。
準備中の事業者では、「社内に導入を指揮できる人材がいない」「手間と金がかかりそうなので当面取り組めない」といった声がある。
出席した委員からは、「ゼロ(実施割合100%)にするためには、新規の施設に(対面で)説明することが必要」「飲食店に向けた働きかけが重要。食中毒に関する情報を提供することで、HACCPが重要であると理解してもらえる」などの意見が聞かれた。
サプリメントのGMP義務化で議論
サプリメントの新たな規制については、委員から「過剰摂取が起こっているのではないか。そうした視点で検討してほしい」という要望が寄せられた。
また、サプリメントの定義に当てはまるすべての食品をGMPの義務対象とするのかという質問に対し、消費者庁の担当者は「『定義の決め方』と『GMPをどのようなものにかけるのか』の組み合わせによって変わってくる」と説明した。
(木村 祐作)
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