2025.12.24 行政情報
CBDの2製品から残留限度値を超える大麻成分、「麻薬」に該当する疑い…厚労省
厚生労働省は12月23日、買い上げたCBD関連の2製品から、残留限度値を超える大麻成分のTHC(テトラヒドロカンナビノール)が検出されたと発表した。麻薬・向精神薬取締法(麻向法)で規制する「麻薬」に該当する疑いがあり、販売・購入・使用を行わないよう求めている。
「AZALEA CBD WAX broad spectrum OG. KUSH CBD90%」
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ワックス状とリキッド状の2製品
2製品は、ワックスタイプの「AZALEA CBD WAX broad spectrum OG. KUSH CBD90%」(1g)と、リキッドタイプの「CANNAXIA CBD LIQUID 01 Natural Hemp 高濃度1000mg配合」(10ml)。
厚労省が買い上げて調べたところ、2製品からは、残留限度値を超える大麻成分のTHCを含むことがわかった。麻向法の取り締まり対象となる「麻薬」に該当する疑いがあるとしている。
厚労省は事業者と消費者に向けて、販売や購入などを行わないように注意喚起。また、手元に2製品がある場合には、最寄りの地方厚生局麻薬取締部や都道府県へ連絡し、指示に従うよう求めている。
現在のところ、2製品の使用によって健康被害が発生した事例は報告されていない。
「CANNAXIA CBD LIQUID 01 Natural Hemp 高濃度1000mg配合」
東京都や福岡県の調査でも限度値超の製品見つかる
CBD製品については、東京都が11月17日、清涼飲料水として販売される製品から、残留限度値を超える濃度の大麻成分が検出されたと発表。
また、福岡県の買上検査でもCBDのグミ製品から残留限度値を超える大麻成分が検出されるなど、違法と疑われる製品が相次いで見つかっている。
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