製品名や販売元は不明

東京都健康安全研究センターで分析した結果、4製品（液体）には、1本あたりにエトミデートが18mg～57mg含まれていた。

製品の名称や表示上の販売元は、いずれの製品も不明。4製品とも、インターネット通販で販売されていたが、特定商取引法上の住所は不明だった。

エトミデートは、医薬品医療機器等法（薬機法）で規定する指定薬物の1つ。製造・販売・所持・使用などを禁止している。

都は、該当する製品が手元にある場合、使用せずに、都道府県（薬務主管課）まで申し出て、指示に従うよう呼びかけた。住所が都内の人は、今月24日までに東京都保健医療局健康安全部薬務課へ申し出るよう求めている。

「笑気麻酔」の名称でも流通

エトミデートを含む液剤は、電子タバコ用リキッドなどとして使用される。「笑気麻酔」の名称でも出回っており、乱用される事例が確認されている。

エトミデートを含む危険ドラッグは、使用を始めるとやめられなくなり、健康被害や異常行動を引き起こすことがある。