2025.12.10 行政情報
ライブ配信プラットフォームのライバーとのマネジメント契約が独禁法違反の恐れ…公取
ライブ配信プラットフォームのライバーとのマネジメント契約で、契約終了後の事業活動を制限したことが、独占禁止法に違反する恐れがあるとして、公正取引委員会は12月9日、ライバー事務所4社に対して注意したと発表した。
▽関連記事
AEGIS GROUP、Colors、321、WASABIの4社
注意を受けたライバー事務所は、AEGIS GROUP(東京都渋谷区)、Colors(東京都港区)、321(東京都渋谷区)、WASABI(東京都渋谷区)。
4社は、ライブ配信プラットフォーム「Pococha」のライバーのマネジメントを行い、ライバーが行ったライブ配信活動によって、プラットフォーム側から報酬を得ている。4社とも、「Pococha」との取引額が上位のライバー事務所という。
4社はそれぞれ、自社に所属する「Pococha」のライバーとマネジメント契約を締結。その際、契約終了後の一定期間、ライブ配信活動の禁止や、ほかのライバー事務所とのマネジメント契約の禁止などに関する規定を設け、ライバーの移籍や独立を牽制していた。
ライバー事務所間の公正・自由な競争に影響
公取は、4社の契約内容が、ほかのライバー事務所や新たに立ち上げるライバー事務所の取引機会を減少させて、ライバー事務所間の公正・自由な競争に影響を与える恐れがあると判断。
独占禁止法の「拘束条件付取引」や「競争者に対する取引妨害」に当たる恐れがあり、4社に対し、未然防止の観点から注意した。4社からは、指摘された行為を見直す旨の申し出があったとしている。
※「資料掲載企業アカウント」の会員情報では「通販通信ECMO会員」としてログイン出来ません。
資料DLランキング
-
1
機能性表示食品の基礎と落とし穴
-
2
オリジナル商品 Webデザインシミュレーター『i-DESIGNER』
-
3
【生成AI×EC】EC運営でのAI活用方法
-
4
【AIタッガー】SEO×AI検索時代の“見つかる力”を最大化
-
5
クロスセルを促進して顧客単価を向上!レコメンドサービス
ニュースランキング
-
1
【12月10日16時更新:物流配送状況】日本郵便/ヤマト運輸/佐川急便/西濃運輸/福山通運
-
2
消費者庁、水素水生成器の販売・貸出事業者4社に措置命令
-
3
10月の1世帯当たりネットショッピング支出額 前年同期比10.8%増に
-
4
「ランサムウェア被害に伴う返金」「損害賠償の案内」は不正メール、アスクルが注意喚起
-
5
InsightX、6億円の資金調達 CX変革AIプラットフォーム「InsightX」をあらゆるBtoC企業へ展開
