2025.07.17 調査・統計
小売業者と食品メーカーの価格交渉 「通信販売」は6割にとどまる…食品産業センターが報告書
食品産業センターが7月16日公表した2024年度「食品産業における取引慣行の実態調査報告書」によると、「通信販売」を含む取引先の小売業者から、不当な値引きを要求された食品メーカーは全体の3.4%を占めた。一方、小売業者から価格交渉の場が設けられたと回答した食品メーカーは7割弱にとどまり、特に「通信販売」では6割と低いことがわかった。
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「通信販売」の2.4%で不当な値引き要請
調査は2月~3月、食品メーカーを対象にウェブアンケートによって実施(有効回答数291件)。
直近の1年間に、取引先の小売業者から不当な値引きの要求が「あった」と回答した食品メーカーは全体の3.4%を占めた。業態別に見ると、食品スーパーが6.4%、ディスカウントストアが6.1%、ドラッグストアが5.7%となり、通信販売は2.4%だった。対応状況は、「ケースバイケースで応じている」が57.1%に上った。
特売商品などの買いたたきについては、「あった」と回答した食品メーカーが全体の5.3%を占めた。ディスカウントストアが11.5%、食品スーパーが10.7%と高く、通信販売は1.2%と低かった。
また、小売業者から価格転嫁に向けた「協議の場」が設けられたかどうかを聞いたところ、「設けられた」は68.4%にとどまった。コンビニエンスストアは83.3%、ドラッグストアでは77.3%と比較的高く、一方、通信販売は59.9%にとどまった。
協賛金、「要求があった」は13.1%
小売業者からの協賛金の要求については、「あった」が13.1%を占めた。業態別に見ると、ドラッグストアが20.2%、食品スーパーが18.2%、ディスカウントストアが18.0%と高く、通信販売は4.5%だった。要求された協賛金の種類は、「チラシ協賛金」「新製品導入強力協賛金」の順に多かった。
従業員の派遣を「要請されたことがある」と回答した食品メーカーは全体の17.0%を占めた。ドラッグストアが40.3%、ディスカウントストアが31.3%、食品スーパーが27.5%と高かった。
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