2024.10.04 行政情報
通販会社のSUNSIRIに業務停止命令…美容クリームで「シワが消えた」とうたう
化粧品のインターネット通販で「シワが完全に消えた」とうたい、申し込み画面に定期購入の解約方法を表示しなかったことが特定商取引法に違反するとして、消費者庁は10月4日、通販会社のSUNSIRI(埼玉県川越市)に対し、3カ月間の業務停止命令を出したと発表した。
表示例(消費者庁の発表資料より)
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使用前・使用後を対比
同社は、ウェブサイトで美容クリーム「ケシミシワ」を販売する際に、今年5月22日から7月2日までの期間、その効果について「塗って速攻?!深いシワも完全消滅!!」「塗ると速攻顔中のシワが完全に消えた!」などと表示していた。
顔にクリームを塗ることでシワが消えたと思わせる動画や、使用前・使用後を対比した画像も表示していた。
しかし、同社が消費者庁へ提出した表示を裏付ける資料は、合理的な根拠と認められなかった。
定期購入の解約方法を表示せず
さらに、同社は定期購入契約について、ウェブサイトの申し込み画面に解約方法を表示していなかった。
解約方法は、次回の配送予定日の15日前までに問い合わせ窓口に電話をかける→SMSにより送信されたURLにアクセス→申し込み時には設定しなかったパスワードの入力を求められ、前述のURLに戻ってパスワードを入力→解約理由を選択して「コースを解約する」と表示されたボタンをクリック→名前、電話番号、住所、解約理由を入力――といった複雑な内容だった。
消費者庁は同社に対し、10月4日から来年1月3日までの3カ月間、業務の一部を停止するよう命じた。これに加えて、榊原実代表に対し、3カ月間の業務禁止命令を出した。
消費者庁によると、一般消費者から寄せられた相談件数は、昨年11月1日~今年8月31日の期間に合計3978件に上る。男女別では男性が3割強、女性が7割弱。高齢者が多く、60代が1471件、50代が999件、70代が907件の順だった。
定期購入の場合は初回が1980円で2回目以降に高額となり、平均契約額は1万6029円で、既払額は2582円だった。
(木村 祐作)
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