2024.01.18 調査・統計
ECサイト不正利用、転売不正注文の発生率が増加傾向に…かっこの調べ
不正検知サービスを提供するかっこが1月16日公開した「キャッシュレスセキュリティレポート(2023年7-9月版)」から、ECサイトの不正利用で、転売不正注文の発生率が増加傾向にあることがわかった。

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昨年7~9月のカード情報流出事件は9件
同社とfjコンサルティングが、各社の公式サイトや報道などの公開情報を基に集計した結果、昨年7~9月に確認されたカード情報流出事件は9件、カード情報流出は2万593件に上った。1万件超の大型事件が発生しなかったため、カード情報流出件数も少なかった。期中のトピックスとして、大手旅行サイトBooking.comを経由したフィッシングの多発がある。宿泊施設を予約した利用者に対し、チャット機能やメールを利用してクレジットカードを盗み取る行為が世界中で発生した。
また、クレカの不正利用による被害額は、合計139億5000万円に上った。内訳を見ると、偽造が7000万円、番号盗用が130億6000万円、その他が8億2000万円だった(日本クレジット協会の調べ)。
健康食品・コスメなどの単品通販で不正注文が増加
かっこが提供する不正注文検知サービスのユーザーの審査結果を基に集計した結果、7~9月のECサイト不正利用は、クレカ不正注文の発生率が1.4%となり、前四半期の1.8%から低下した。一方、転売不正注文の発生率は1~3月が3.8%、4~6月が5.7%、7~9月が6.4%と増加傾向にある。引き続き、健康食品やコスメなどの単品通販での不正注文が増加した。夏休みを利用した小遣い稼ぎを目的とした不正転売や、企業のプロモーションとして行われるアフィリエイターによる活動が活発化し、転売価値が上昇した結果、不正注文が増加するというケースも見られた。
7~9月の商材別不正注文検知数ランキングを見ると、これまでランキング圏外だった「ふるさと納税」が11位にランクイン。また、旅行・レジャー需要の高まりを背景に「チケット」の不正注文も増加した。
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