2023.12.13 行政情報
アレルギー表示にマカダミアナッツ…年度内に通知改正
消費者庁の「食物アレルギー表示に関するアドバイザー会議」は12月13日、食物アレルギー表示制度の表示推奨品目に新たに「マカダミアナッツ」を追加し、現在、表示推奨品目の「まつたけ」については削除することを了承した。これを受けて、消費者庁は今年度内に通知を改正する。

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2020年以降にマカダミアナッツの販売が増加
食物アレルギー表示制度は、加工食品に表示を義務づける「特定原材料」(表示義務品目)として小麦・そば・卵などの8品目と、表示を推奨する「特定原材料に準ずるもの」(表示推奨品目)として、大豆・牛肉・アーモンドなど20品目を定めている。今回検討したのは、表示推奨品目の追加・削除。新たに追加する場合、直近2回の調査で(1)即時型症例数が上位20品目以内、(2)ショック症例数が上位10品目に入り、重篤度などから別途検討が必要――のどちらかに該当することが要件となる。マカダミアナッツについては、この要件に合致した。
「まつたけ」は表示推奨品目から削除
一方、「まつたけ」については、削除要件である直近4回の調査で(1)即時型症例数が上位20品目に入っていない、(2)ショック症例数が極めて少数――の両方に該当した。この日の会合では消費者庁から、積み残し課題となっていたマカダミアナッツの流通実態調査の結果が報告された。
調査結果によると、マカダミアナッツの国内販売は2020年以降に増加し、22年~23年に発売された商品が全体の5割を占めていた。商品は「菓子」が65.0%、「ミックスナッツ」が12.5%、「ロースト」が10.0%。22年以降に、原型がない状態での使用が増加していることもわかった。
これを踏まえた議論の結果、海老澤元宏座長(国立病院機構相模原病院臨床研究センター臨床研究センター長)は、「特定原材料に準ずるものとして、マカダミアナッツの追加とまつたけの削除について賛同いただけた」と取りまとめた。
消費者庁の担当課は、通知「食品表示基準について」を年度内に改正すると説明。通知の改正後、食品事業者では加工食品の表示を見直すことになる。
(木村 祐作)
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