2023.10.04 行政情報
疾病リスク低減のトクホ、花王とサントリー食品の2件はクリアできず
疾病のリスクを低減すると表示できる個別評価型の特定保健用食品(トクホ)として、制度開始以来、初めて申請された3件のうち、花王(株)とサントリー食品インターナショナル(株)の2件について、消費者委員会ではトクホとして認めない方向で議論が進んでいることが3日、わかった。

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関与成分と疾病の関連を示す根拠が不十分と判断
消費者庁は消費者員会に対し、トクホ(疾病リスク低減表示)の許可で、花王、サントリー食品、マルハニチロの3件を諮問。花王は「メタボリックシンドローム」、サントリー食品は「2型糖尿病」、マルハニチロは「心血管疾患」のリスク低減をうたう商品を申請した。消費者委員会が公表した新開発食品調査部会の議事録によると、下部組織の新開発食品評価第一調査会で審議した結果、花王の茶系飲料(関与成分:茶カテキン)とサントリー食品の茶系飲料(同:桑の葉由来イミノシュガー)の2件については、有効性の科学的根拠が不十分と判断された。
2件とも、関与成分と疾病の関連性を示す根拠が不十分な点などが問題視された。
トクホとして認められないという結論が濃厚に
花王とサントリー食品の2件は引き続き、新開発食品調査部会で審議する予定。消費者委員会によると、トクホ審査で調査会の結論を部会で覆すケースはないという。2件については、トクホとして認めない方向で議論が進むことが濃厚とみられる。一方、マルハニチロの「DHA 入りリサーラソーセージω」は、消費者委員会からトクホとして認める旨が答申された。
(木村 祐作)
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