2023.06.02 調査・統計
広告の苦情、化粧品は4割減・機能性表示食品で急増…JARO
(公社)日本広告審査機構(JARO)が1日発表した「2022年度の審査状況」によると、22年度に受け付けた広告の苦情・照会などの総件数は前年比12.6%減の1万2030件となった。媒体別では、「インターネット」や「ラジオ」などが減少。ジャンル別では、機能性表示食品の広告で苦情が急増した。

JAROの発表資料より
JAROの発表資料より
「化粧品」の苦情は前年度から約4割減
総件数の内訳は「苦情」が9206件、「照会」が2136件、「称賛」が18件など。このうち「苦情」を業種別で見ると、「医薬部外品」が過去最多を記録し、初の1位に。発毛効果やシミがはがれるなどの誇大な表現に対して苦情があった。
2位の「化粧品」は前年度から約4割減、3位の「健康食品(保健機能食品以外)」も同1割減となった。「化粧品」については、毛穴の画像が不快という苦情や、詐欺的な定期購入契約に関する苦情などが寄せられた。
「健康食品(保健機能食品以外)」は減少したものの、「保健機能食品」(特定保健用食品・機能性表示食品・栄養機能食品)の苦情は前年度の51件から171件に増加。特に機能性表示食品に関する苦情が、35件から135件へ急増した。
「インターネット」に関する苦情は16.3%減の4001件
媒体別の苦情の件数を見ると、1位の「テレビ」と2位の「インターネット」は減少したものの、どちらも依然として4000件を超える高水準で推移した。
「インターネット」は同16.3%減の4001件で、「化粧品」や「オンラインゲーム」が減少した。「テレビ」は同4.6%減の4044件で、「人事募集」(209件)、「携帯電話サービス」(196件)、「団体」(166件)、「自動車」(156件)、「医薬部外品」(145件)などとなった。
育毛・シミ・痩身をうたう美容健康商材で多い苦情
苦情の内容については、「表示」が同8.8%減の4953件、「表現」が11.9%減の3674件、「手法」が19.0%減の579件だった。
「表示」を詳しく見ると、「価格・取引条件等」が2235 件。誤認させる定期購入契約のほか、月額契約であるかのように誤認させる割賦販売、外食のキャンペーンやおとり広告に関するものが目立った。「品質・規格等」は2477件で、育毛・シミ・痩身をうたう美容健康商材や日用品の性能などに関する苦情が寄せられた。
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