2026.05.08 ECモール
LINEヤフー3月期、売上収益が過去最高の2兆363億円
LINEヤフーが5月8日発表した2026年3月期決算(連結)によると、昨年アスクルでサイバー攻撃によるシステム障害が発生したものの、売上収益は過去最高の前期比6.2%増の2兆363億円を記録した。営業利益は同8.3%増の3413億円、当期利益は同26.2%増の1936億円を計上し、増収増益となった。
記者発表する出澤剛社長(8日午後)
システム障害による影響は300億円規模
売上収益の内訳は、コマース事業が同1.1%増の8576億円、メディア事業が同0.4%増の7351億円、戦略事業が同30.6%増の4457億円など。
コマース事業を見ると、アスクルではランサムウェア攻撃によるシステム障害で業務が停滞したものの、BEENOSなどの子会社化、Yahoo!ショッピングやZOZOグループの増収が寄与した。システム障害で生じた影響については、約300億円に上ると説明している。
また、EC取扱高は同7.1%増の4兆6729億円に達し、そのうち国内物販系の取扱高は同6.3%増の3兆3161億円を占めた。
AIエージェント化を推進
今年度の経営方針の重要施策に、AIエージェント化の推進を挙げた。LINEを起点にユーザー体験を広げるとともに、既存サービスのAIエージェント化を進める考えだ。今年4月20日には、新たなAIエージェント「Agent i」の提供開始を発表。飲食店の予約や買い物など、ユーザーの行動を代行するサービスを目指す。
AIエージェント化について、出澤剛社長は「サービスのリリースを加速させており、LINEを起点としたユーザー体験の深化、既存サービスのAIエージェント化を進めている」と説明。「AIエージェント化を軸に各事業を伸ばし、継続的な利益成長と株主還元の強化を図る」と述べた。
2027年3月期(連結)は、売上収益2兆2400億円(前期比10.0%増)を予想している。
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