導入第1弾は9物件・872戸が対象

　「Amazon Key for Business」は、専用の配送アプリから建物エントランスのオートロックを解除できるサービス。導入費用はアマゾン側が負担する。配達する商品と配送アプリを持った委託先のドライバーだけが入館できる。配達が完了すると、ロック解除期限が自動的に切れて、再入館は不可能。対面による受け取りも可能で、入居者は無料でサービスを利用できる。

　第1弾として、プレサンスコーポレーションが保有する大阪6物件・565戸、兵庫2物件・237戸、愛知1物件・70戸の合計9物件・872戸の投資用ワンルームマンションで、稼働を順次開始する。

　導入後の経過を踏まえて、同社が管理する他の投資用ワンルームマンションや、供給済みのファミリーマンションへの導入も提案する予定だ。

「置き配」を可能にして物件の価値向上

　同社が供給してきたマンションでは、建物エントランスにオートロックシステムを導入しているため、外部者の入館が制限され、各住戸への置き配ができなかった。

　「Amazon Key for Business」の導入により、各住戸への置き配を可能にすることで、物件の商品価値の向上につながるとしている。