2023.05.01 通販会社
エブリーがセイノーHDと提携、消費者接点となるネットスーパーを強化
「DELISH KITCHEN」を運営する(株)エブリーはこのほど、セイノーホールディングス(株)と資本業務提携した。これにより、すでに締結しているセイノーグループのココネット(株)、(株)ベクトルワンとの業務提携をより強固にし、ネットスーパーシステムの提供範囲拡大とラストワンマイル配送の連携強化を図り、リテールメディア構築を一層加速させたい考えだ。

セイノーHD、ラストワンマイル領域で買い物弱者対策を推進
セイノーHDは、社会インフラとしての産業・環境・生活への貢献、効率化、質の向上につながるオープン・パブリック・プラットフォーム(O.P.P.)の構築を進めており、特にラストワンマイル領域では買い物弱者対策の社会課題解決を積極的に推進している。
O.P.P.とは社内外、業種の違いなどを問わず連携した(オープン)、誰もが使える(パブリック)、物流プラットフォームを構築し、プラットフォーム利用者それぞれの効率化や価値向上、さらには社会インフラとして産業・環境・生活への貢献を実現する構想をいう。
エブリーは2015年からレシピ動画メディア「DELISH KITCHEN」の運営をはじめ、18年からは店頭サイネージを中心としたリテールソリューションを提供。22年から「リテールメディア構想」を掲げ、同年5月にはココネット、ベクトルワンと業務提携した。これにより、店外の購買手段を提供するネットスーパーの開発・導入、購買前後での顧客接点を創出することでCRMを強化できる小売アプリの開発・導入を推進している。
ネットスーパーの受注システムとピックパック支援システムをエブリーに譲渡
包括的なリテールメディア構築を目的に、エブリーとセイノーHDはさらに協業体制を深化させる。同時に、ベクトルワンが保有するネットスーパーの受注システムとピックパック支援システムについては、マーケティング・CRM機能を強化することを目的としてエブリーに譲渡することで、ニーズが高まるラストワンマイルDXソリューションにリソースの最適化を図る。
これにより、エブリーはオンライン購買における消費者接点となるネットスーパー機能を強化。利用者数3500万人を超える「DELISH KITCHEN」のアプリ開発・運営ノウハウを活用し、コンシューマ向けのUI/UXの最適化をめざしたい考えだ。
WEBのみでの提供形態が多いネットスーパーだが、集客手段拡大・使いやすさの向上などを踏まえたアプリリリースへのニーズも顕在化してきており、事業譲渡によりWEB・アプリ両面でのシステム開発・改善スピードを向上させることで、シェア拡大を狙っている。
両社は、今後もそれぞれのアセットを活かしたネットスーパーシステムを提供することで、ユーザーの買い物体験向上と小売事業者の課題解決をサポートしていくとしている。
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