(株)北の達人コーポレーションがこのほど発表した2023年2月期(22年3月~23年2月)連結決算は、売上高が98億3100万円(前期は95億1000万円)、営業利益が5億1000万円(同20億8200万円)、純利益は3億4300万円(同13億4200万円となった。
受注過多による発送遅延・広告投資の拡大で営業利益は予想を下回る
期首から「収益認識に関する会計基準」を適用しており、売上高及び各段階利益については、前期と比べた増減額および前期比(%)を公表していない。
売上高は、新規顧客の獲得が創業以来の過去最高を更新したことなどで予想を上回った。営業利益は、一部商品の「受注過多による発送遅延」と「広告投資の拡大」が要因で、予想を下回った。本来なら計上が見込まれた売上高1億7800万円と、営業利益1億2900万円は次期以降の計上となるという。
「ヘルス&ビューティーケア関連事業」で新規獲得数が66%増に
「EC事業」としていたセグメントの呼称を、第1四半期から変更した「ヘルス&ビューティーケア関連事業」の主要ブランド「北の快適工房」は、売上高が86億6900万円、営業利益は6億600万円。新規顧客獲得人数は前期比66%増となった。
「クリエイティブ部門の整備や教育」「ECモールの拡大」の進捗が順調だったこと、第3四半期から開始した初回購入時に割引価格を導入する新施策が好調だったことで、「自社サイト」「ECモール」での新規顧客獲得人数が大幅に増加した。特に1月は創業以来の過去最高値を更新し、定期会員数も順調に増加している。
ECモールでの購買層獲得はAmazonと楽天市場で過去最高月商を記録
ECモールでの購買層獲得は、Amazonで1月に、楽天市場で2月にいずれも過去最高月商を記録するなど、順調な推移をたどっている。「都度購入」として発売し、一定の売上基準を満たした場合のみ「定期購入」として販売する方法に変更した初の対象商品として、3月にはジェルシート型ヒアルロン酸(保湿成分)の「HYALO AID」の展開を開始した。
連結子会社のオリジナルケアブランド(株)SALONMOONは、売上高が6億4100万円と順調に拡大。機能性に優れたヘアアイロンなどをお手頃価格で提供している。一方で、資材や原材料、輸送費などの相次ぐ値上げによる仕入れ価格の高騰、さらには記録的な円安進行の影響により、利益率は低下した。
こちらも主要ECモールでの販促施策を強化。楽天市場では家電ランキング総合1位を獲得。Qoo10での販促では「Qoo10メガ割」で、「家電・PC・ゲーム販売数ランキング」1位を獲得した。新商品関連では、2月発売の「ミラーダブルイオン ストレートヘアアイロン」が、先行予約時より多数の注文があり、楽天市場の楽天総合リアルタイムランキング1位を獲得した。
次期業績は増収増益を予想
24年2月期の通期業績予想は、売上高が158億4300万円(前期比61.2%増)、営業利益が14億300万円(同175.1%増)、純利益は9億3700万円(同172.7%増)を見込んだ。
また、広告宣伝費は61億8100万円(前期比77.3%増)、人件費は13億7900万円を見込んでおり、主要ブランド「北の快適工房」で人員の大幅な増員と組織力強化を通じ、強みとする「商品戦略」「販売戦略」を加速させることで新規獲得人数の拡大を図る。
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