2023.02.03 通販会社
オリックス、DHCを完全子会社化…買収額3000億円
オリックス(株)は、(株)ディーエイチシーの議決権(発行済株式)の91.1%を取得し、1月31日付で子会社化した。オリックスはディーエイチシーの創業者で大株主の吉田嘉明・会長兼社長から発行済み株式を譲り受け、子会社化することを明らかにしていた。取得価格は約3000億円(議決権所有割合が100%となる株式取得時の概算額)となる。

ヘルスケア事業の拡大めざす
ディーエイチシーは、業界を代表する大手化粧品・健康食品メーカーとして長年の実績を持ち、国内で高い知名度を有している。バラエティー豊富な商品ラインアップのみならず、さまざまなキャンペーンを通じて、 ユーザーが自身にあった商品を探す購買の楽しさを提供しており、幅広い年齢層に支持されている。
また、直営店や通信販売だけでなく、コンビニエンスストアやドラッグストアなどの広範な販売チャネルを有している。化粧品および健康食品は人々の健やかな暮らしを支える役割を担っており、コロナ禍を経て健康意識が高まる中、今後も安定した需要が見込まれる。
オリックスは、医療機器販売会社の(株)イノメディックスや、製薬会社の同仁医薬化工(株)への出資などを通じてヘルスケア事業に注力しており、今回の出資は、オリックスグループにおける同分野のネットワーク拡大に寄与するものと位置付けている。
DHC代表の吉田氏は退任へ
オリックスグループは、事業活動を通じて社会に貢献することで持続的な成長を実現し、また社会的な責任を果たしていくためのサステナビリティポリシーを定めている。
基本原則として、自然環境への配慮、人権の尊重、ダイバーシティー&インクルージョンの促進および従業員の福祉への配慮、高い倫理観の支持を定めており、これら基本原則の下、長年培った企業価値向上のノウハウを生かし、ディーエイチシーの円滑な事業承継、同社のコンプライアンス体制やコーポレートガバナンスのさらなる強化を推進する。
ディーエイチシーの代表を務める吉田氏は、株式譲渡完了とともに退任する。オリックスは新たな株主として、ディーエイチシーが新たな経営体制の下、社会と協調し、顧客や取引先をはじめとするさまざまなステークホルダーへ引き続き貢献するとともに、同社の持続的な社会の実現に向けた活動を支援していきたいとしている。
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