2022.12.09 ECモール
@cosme23上半期トレンド予測、『ポーチレス』『美容医療買い』などが流行か
目次
スマホひとつで外出、「化粧ポーチ」を持ち歩かない人が増加
まず『ポーチレス』。キャッシュレスが浸透しつつある中、ミニ財布やミニバッグが定着。さらにスマホショルダーが22年の新語・流行語大賞にもノミネートされるなど、スマホひとつで外出するスタイルも広がっている。この流れが美容にも影響を与え、これまで女性の外出に欠かせなかった「化粧ポーチ」を持ち歩かない人(=ポーチレス)が増加しつつある。
@cosmeのクチコミで「ポーチ」の出現率をみると、この5年で半減。「化粧品に関するユーザーアンケート」(11月下旬実施)でも、「自身の意識や行動であてはまるもの」で、「化粧ポーチを持ち歩かないことが増えた」「化粧ポーチが小さくなった」「化粧品を直接バッグやスマホホルダーに入れたり、ぶら下げたりすることがある」の合計が51%に達していた。
「美容医療を連想させる化粧品」が定着
次は『美容医療買い』。SNSの影響やコロナ禍で美容医療/美容整形が身近になり、「ハイフ」「ダーマペン」などの業界用語が一般に浸透しつつある。それに伴って、「美容医療を連想させる化粧品の広告やコンセプト」に対する受け入れも高まる傾向にある。
美容医療の知識の一般化は、クチコミにも影響。「ハイフ」「ニードル」「ダーマペン」「ダウンタイム」などの出現率が軒並み前年度からアップ。化粧品の効果感や美容医療用語で表現するクチコミも増えている。さらに、化粧品の訴求や開発にも影響を与え、生活者にも受け入れられつつある。美容医療がコスメ選択に影響を与える『美容医療買い』は、加速しそうだ。
若い世代を中心にレトロカルチャーが人気に
そして、メイク提案にもなる『シティポップメイク』。若い世代を中心にレトロカルチャーが人気を集めるなど、リバイバルブームが起きている。その中で注目されそうなのが、70年代後半~80年代にかけて、都会的で洗練されたリズムとメロディーを持った音楽「シティポップ」だ。
@cosmeではこのシティポップの世界観にヒントを得たメイクを、23年上半期のトレンドとして提案。また、メンズ美容・メイクの広がりを受け、男性向けのメイクレシピも同時発表する。
ここしばらく、まつ毛は繊細でナチュラルな傾向で、カラーも淡色・繊細・絶妙なミュートカラーが人気だったが、クチコミでは「盛れる」というワードの出現率が前年の1.4倍に上昇している。同時に「攻める」「目力」といったワードも上昇していることから、23年上半期のメイクは『盛り』傾向が復活する兆しがあると考えられる。
2023年上半期のメイクは「盛り」傾向が復活の兆し
メイクのポイントは『カラーの囲み目』『束感まつ毛』など
では、メイクのポイント――。まずは「女性バージョン」。《目元》~ @cosme TOKYO/STOREの美容部員へのアンケートで、「注目のメイク」として推す声があがった『カラーの囲み目』。今回はシティポップを想起させるような淡いブルーをチョイス。毛先が平たいブラシで、ライナーをひくように細く囲むことで、令和らしい洗練された印象に仕上がる。
ブルーに苦手意識や抵抗感のある人は、同じくシティポップの世界観を想起させつつ肌馴染みの良いパープルカラーがオススメ。透明感のある明るいパープルを選ぶと、よりシティポップらしい雰囲気を作ることができる。さらに鮮やかなブルー系のアイライナーを目尻にポイントでいれる「とこなれ感」「目元がすっきり大人っぽい印象」をつくり出すことができる。
ワードの出現率が上昇しているのが『束感まつ毛』。韓国アイドルのような繊細でありながら目力のある目元になれると注目。さらなるボリュームアップには、@cosme TOKYOでも売上が昨対2.5倍となるなど復活の兆しを見せている、部分用つけまつ毛を取り入れても。
男性バージョンのメイクポイントは?
《眉》~ゴールドやベージュ系のマスカラで色を抜いて『薄眉』にすることで、目元を強調。《唇》~目元とのバランスから色味は抑えつつ、リップライナーを唇の山部分に仕込むことで唇を拡張。目元から口元にかけての「中顔面」を短縮して小顔効果を。ヌーディなリップライナーで、唇が自然に大きくなったように見せる『唇拡張』は韓国でも注目のテクニックだ。
そして「男性バージョン」。 《目元》~色味は女性とリンクさせ、淡いブルーのアイシャドウをチョイス。瞼全体には入れず部分的・黒目の延長線上にいれることで、クールでさりげないシティポップ感を演出した目元に。《眉》~眉の形をしっかりとることで、整った都会らしい印象に。《唇》~チャレンジしやすいマットな質感で血色感ある色味を選択。輪郭はとりすぎずに仕上げることで、目元とのバランスもとれた仕上がりに。
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