Shopify Japan(株)が10日発表した「ブラックフライデー/サイバーマンデー(BFCM)」に関する調査結果から、日本の消費者の8割がBFCMの4日間に買い物を予定していることがわかった。

(左)日本の消費者、(右)日本の企業
約4分の1が「1万6500円以上」の支出を予定
調査は9月~10月、オンライン上のアンケートによって、イギリス・フランス・ドイツなどのEU諸国、オーストラリア、ニュージーランド、日本、アメリカ、カナダの約2万4000人の消費者と約9000社の企業を対象に実施。日本の消費者は2000人、企業は1000社が回答した。
今月25日から始まるBFCMを前に、日本の消費者にBFCMの4日間に買い物をする予定について聞いたところ、「買い物をする予定がある」と答えた人は全体の8割に上った。
「今年の消費額は2021年よりも大きくなる予定」は4割、「今年のBFCMで1万6500円以上の支出を予定」と答えた人は約4分の1を占めた。また、「さらなる値上がりの前に、今のうちに商品を購入しようと考えている」人が多いこともわかった。
欧米と比べて日本では、BFCMはまだマイナーなイベントだが、今回の調査結果から、日本の消費者の間でBFCMキャンペーンに対する意識が高まっていることが明らかになった。
購入場所には慎重姿勢も
購入場所について、日本の消費者が慎重になっている様子も浮かび上がった。全体の74%が「十分な情報を得た上で購入の決定をする前に、多くのショップを回り、可能な限りのお買い得品を手に入れてから購入を決める予定」と回答。48%が「競合他社がより良い価格設定をしていれば、そちらに乗り換える」としている。
購入商品については、「より長く使えるものを買いたい」が82%、「大きな買い物をするよりも、自分の健康を向上させるために小さなものをいくつも買いたい」が62%に上った。
セールを計画する日本企業は2割
日本の企業の半数以上が、昨年のBFCMから年末までの数週間に、年間売上の20%以上を生み出したと回答。しかし、「今年BFCMセールを実施する」と回答した企業は2割にとどまっている。
一方、BFCMに対し、日本の消費者の42%が「第4四半期の買い物のほとんどをこの4日間だけで済ませる予定」と回答。また、59%が「BFCMなどのセール期間前にお得な情報を知りたがっている」こともわかった。
この続きは、通販通信ECMO会員の方のみお読みいただけます。(登録無料)
※「資料掲載企業アカウント」の会員情報では「通販通信ECMO会員」としてログイン出来ません。