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2022.11.07 通販会社

ヘルスケアの世界市場、トレンドは「天然で健康に良い食品」

(株)グローバルニュートリショングループ主催の食品・ヘルスケア業界向け「2023トレンド予測セミナー」が4日、都内で開催され、食品・栄養・健康ビジネスの世界的な専門家集団「New Nutrition Business」のジュリアン・メレンティン代表が講演し、ニュートリション分野の最新トレンドを解説した。


講演するメレンティン氏(4日、都内)

アーモンドやギリシャヨーグルトなどの成功例


 メレンティン氏は世界共通のトレンドに、食や健康に対する消費者の考え方が多様化し、市場が細分化していることを挙げた。「現在のヒット商品の売上は10年前のヒット商品の半分程度しかなく、大きな数字を追い求めることは不可能」とし、1つの商品群で複数のベネフィットを提供するなど、ニッチな市場に丁寧に対応する必要があると強調した。

 また、世界的なトレンドの1つに、天然の原材料を使用した健康に役立つ食品を消費者が求めていることを挙げた。成功例として、アーモンド、ギリシャヨーグルト、オリーブオイル、ブルーベリーなどの関連製品を紹介した。

 たんぱく質に対する消費者の関心の高まりも世界の潮流で、消費者はたんぱく質を体重コントロールと結び付けていると指摘。動物性たんぱく質はサステナビリティーの観点から批判されてきたが、吸収性など植物性たんぱく質よりも優秀な面があり、米国のギリシャヨーグルトメーカーが消費者教育に乗り出すなど、流れが変わりつつあるという。

代替肉は「植物を便利に摂取できる食品」の位置づけに


 一方、世界的にブームとなった代替肉(大豆ミートなど)については、海外の大手メーカーが経営的に行き詰まっているとし、安易に飛びつくことに警鐘を鳴らした。

 6カ国の代替肉メーカー100社の財務状況の調査結果を取り上げ、利益を出している企業がない状況を伝えた。

 メレンティン氏は「問題なのは、天然のもので健康的な食品を消費者が求めるなかで、代替肉製品が多数の原材料を使用していること。植物性たんぱく質を安定させて味を良くするために、いろいろな原材料を使用している。消費者は、『ビーフ』だけが原材料の牛肉と、多数の原材料を使用した代替肉のどちらを選ぶのだろうか」と疑問を投げかけた。

 代替肉については、肉の代替ではなく、「植物を便利に摂取できる製品」と位置づけて味を改善すれば、今後の市場開拓で可能性があるとアドバイスした。
 (木村 祐作)






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