2022.10.21 調査・統計
食材宅配、直近3カ月の利用率は16%…意向者は25%
(株)クロス・マーケティングが20日発表した『2022年 宅配に関する調査(食材宅配編)』の結果によると、直近3か月間の利用率は16%で、これまでに食材宅配のサービスを利用した人は30%に満たなかった。利用チャネルは「生協系」が半数近くに上っていた。

購入商品は「冷凍食品」「野菜・果物」「水・お茶などの飲料」が40%台
調査は9月27日と28日。全国47都道府県に在住する20歳~69歳の男女2500人に、「宅配」に関わる利用実態や意識・行動などを聴取。コロナ禍の外出自粛に伴い、利用機会が増えたと思われる食材宅配(食品宅配)に着目して分析した。
それによると、直近3か月の利用率は16%、利用率が高かったのは20代と40代の18%だった。また、いままでに食材宅配のサービスを利用した人は28%だった。利用チャネルは、「生協系」が48%。「スーパー系」(23%)、「食材系」(20%)など。「生協系」は40代以降の中高年層で高く、一方、若年層では「スーパー系」「ショッピングモール系」「コンビニ系」「デパート系」「ふるさと納税」など、チャネルが多様化していた。
3か月以内に購入した商品は、「冷凍食品」「野菜・果物」「水・お茶などの飲料」が40%台。うち、定期購入商品は「牛乳など乳製品」「水・お茶などの飲料」「野菜・果物」が多かった。
「鮮度」「賞味期限」「食品袋の損傷」などに不満も
食材宅配を利用するのは、「重たいもの・かさばるものを届けてくれる」(43%)と、「買い物が面倒・時間がないとき」(39%)が高く、「お店では買えない食品」(27%)、「天候が悪い・体調不良時でも買い物ができる」(24%)なども理由として挙がっていた。
1か月に使っている金額は、年代が高くなるほど金額は高くなる傾向にあった。20代では「3000円未満」が53%だったのに対し、60代では「1万円以上」が49%を占めていた。
また、利用して困った点では、鮮度や賞味期限、食品袋の損傷や中味のこぼれ、冷凍や生ものの扱いに対する不満が挙がっていた。改善点として、配達日の気温による保冷剤の調整、カタログ写真との差異のない食品、欠品時の早めの連絡などの意見が聞かれた。
いままでに食材宅配の利用経験がない人からは、「配達料金がかかる/高い」「店頭で購入するよりも価格が高い」「自分の目で食材・商品を選べない」という点が挙げられていた。特に60代は、「店頭より価格が高い」「自分の目で選べない」が突出して高かった。今後の利用意向については全体で25%。年代による大きな差は見られなかった。
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