2022.09.08 行政情報
SNSに関する建議、課題山積も消費者庁長官「しっかりと対応する」
内閣府の消費者委員会が取りまとめた「SNSを利用して行われる取引における消費者問題に関する建議」について、消費者庁の新井ゆたか長官は8日の定例記者会見で、「建議を受け止めて、しっかりと対応する」方針を示した。

記者会見する新井長官(8日午後)
記者会見する新井長官(8日午後)
課題は山積みの状況
新井長官は「SNSのいろいろな使い方、いろいろな入口があるということで、広告・表示に関する法執行を強化することや、電話勧誘販売に該当する場合の解釈の明確化など、やるべきことがたくさんある」と述べた。
建議では、消費者被害を防止する観点から、SNSのメッセージによる広告・表示を含め、特定商取引法の「表示義務」などについて、通信販売に関する規定の執行強化を要望。SNSのメッセージから契約に至る場合には、特商法の義務表示事項をメッセージの分かりやすい場所に記載することを徹底させるよう求めている。
特商法の「表示義務」を徹底へ
消費者庁取引対策課によると、SNSのメッセージでやり取りしながら商品・サービスを購入し、決済のみを外部サイトで行うような場合も、特商法の「表示義務」が適応される。
しかし、販売サイトを介さない取引については、「表示義務」が順守されていないことがある。「(少なくともここ数年は)SNSのみを対象としたこのようなケースの処分はなかった」(取引対策課)という。
(木村 祐作)
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