ベネリックデジタルエンターテインメント(株)はこのほど、人気キャラクターのショップや、イベントスペースを併せ持つバーチャル空間の商業施設『そらのうえショッピングモールβ版』を、3月下旬にメタバースにリリースすると発表した。monoAItechnology(株)が開発・運営するバーチャル空間プラットフォーム「XR CLOUD」に展開する。
「XR CLOUD」を展開するmonoAItechnologyと協力
IT技術を活用した商品、サービスの企画などを手がける同社は、キャラクターコンテンツを活用したサービスとリアルな店舗運営の実績、知見を活用。業界最大規模の10万人が同時接続可能な「XR CLOUD」を展開するmonoAItechnologyと協力し、幅広い世代へ親しみやすく、魅力的なサービスの展開を計画している。
『そらのうえショッピングモール』は、ネット環境があればどこからでも来場できる。スマホやPC、タブレット端末を用い、来場者はアバターを通じて参加する。アバターはゲーム感覚で簡単に操作することができ、キャラクターショップや有名専門店、イベント会場が集まっているメタバースのショッピングモール内を自由に歩き回ることができる。
キャラクターショップ以外にも展開へ
「ジブリがいっぱい どんぐり共和国」「ウルトラマンワールドM78」「トミカショップ・プラレールショップ」「エヴァンゲリオンストア」「モンチッチショップ」――。人気のキャラクターショップが続々と集結し、キャラクター好きにはたまらないショッピングモールとなる。キャラクターショップ以外にも、さまざまなショップの展開を計画。年内には100店舗以上にする予定という。
商品カタログのようなECサイトで商品を探すのではなく、魅力的に飾られたディスプレイや、イチオシのオススメ商品など、ウィンドウショッピングの楽しさをアバターになって楽しめる。行きたかったお店や気になっていたお店、実際の商業施設に行かなければ出会わなかったかも知れないお店……。売場や商品によっては、スタッフの接客動画による商品説明などが流れるギミックや、スタッフアバターが店頭から声をかけるなどの「演出」もあるという。
同社によると、実際の商業施設のように、店舗が増えるたびに新たなユーザーやリピーターが増えるなど、ショッピングモール内の店舗には相互送客の可能性がある。コロナ過でのリアル店舗の集客や、ECの新規顧客の獲得で課題を持つ企業に向け、リアルとデジタルを組み合わせた新しいサービスへの取り組みを呼びかけている。
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