2022.01.25 通販会社
オイシックス、物流センター移転で配送トラブル発生…遅配や欠品も
食品のサブスクサービスを提供するオイシックス・ラ・大地は24日、同社のOisix物流センター(神奈川県海老名市)で、移転に伴う配送トラブルが発生したと発表した。欠品や遅延、配送の見送りが続いており、早期の正常再開と移転完了に向けて復旧作業を進めている。

受け取り不安な利用者にキャンセルを呼びかけも
同社は利用者に謝罪するとともに、現状の対応と対策について説明。20日の注文受付開始分から販売商品を通常より減らしており、新型コロナウィルス感染対策も行いながら、社員総出で出荷作業にあたり、発生している問題の解決を並行して進めているという。
だが、24日に出荷予定だった「ISETAN DOOR」「dミールキット」の常温・冷蔵商品にも不安定な状態が継続。販売商品を少なくして問題の拡大を抑えながら、商品の棚卸しをし直し、整理して出荷体制を立て直すことを試みている。引き続き欠品、遅延、配送の見送りが想定され、受け取りについて不安な利用者にはキャンセルを呼びかけるなど、窮状が続いている。
出荷体制拡充に向け物流センター移転を前倒して実施
物流センターは、EC食品宅配サービス「Oisix」の専用施設となり、全国の契約農家から入荷した野菜や生鮮食品を集約し、各地域に出荷するための拠点。当初は、2024年に物流センターの大規模拡張を予定していたが、20年5月にコロナ禍の影響で多くの注文があったことで、やむを得ず注文を制限するなど、多くの利用者に迷惑をかける事態が生じていた。
これを受け、強固な出荷体制の構築に向け、当初予定より大幅に前倒しして22年1月に物流センターを移転することを決定していた。移転までは実験を重ねながら慎重に準備を進め、21年11月からは段階的に移転作業を開始。年末も含めて新物流センターで問題なく出荷できるかを確認した上、予定通り移転を進めるという判断をした。
移転初日に大量の商品が同時入荷され、受け入れが混乱
移転は18日だったが、計画や判断の甘さがあり、初日に大量の商品が想定外のタイミングで同時入荷があった(同社)ことなどから、受け入れが混乱。その影響で後続の作業が予定通り進まずに、大量に欠品が発生してしまったとしている。
また、混乱の影響がその他の多くの工程に波及し、実際の在庫とデータ上の在庫が一致しないといった事態が多発したため、出荷作業の前に手動で在庫整理と移動を行ってから出荷作業を開始することとなり、遅れや欠品、配送ができない事態が起きているという。
同社は、利用者に応えたいという思いから、前倒しで物流センターの拡張をめざしたが、計画の甘さや判断の甘さがあったと言わざるを得ないとした上、改めて、今週の注文分からは届けられることを見据え、移転完了と復旧をめざしたいとしている。
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