輸入木材「ウッドショック」が供給不足で価格高騰

　コロナ禍の影響でアメリカでの建築ラッシュや世界的なコンテナ不足により、「ウッドショック」と呼ばれる輸入木材の供給不足と価格高騰が国内でも問題となっている。ディノスでは、こうした木材需給のひっ迫を受け、日田杉大径木を活用し、一般家庭にも取り入れやすくデザインしたソファベッドのほか、伸縮ラックやシェルフ＆ベンチなどを発売した。

　これらの商品は、近年の日本建築ニーズの減少により伐採されず長年、山に残されたままの木材を活かし、デザインカンパニーの（株）IKASAS DESIGN、福岡県大川市の家具メーカー・（株）モーブルと、製材所である（株）ウエキ産業とコラボレーションで開発した。

■「日田杉×テキスタイル×スチール」

　杉独特の風合いがアクセントの『ごろ寝ソファベット』（税込）16万9900円～杉材のナチュラルな質感を生かしつつ、ブラックのエンボスシートやスチールを組み合わせ、現代の住空間に合わせやすいモダンなテイストに仕上げた。

　壁にぴったりつけたまま座面がスライドでき、軽い力でスッと動くため、女性や子どもでもラクに引き出せる。カバーを外して丸洗いができる座面の中材には新素材「ライトウェーブ」を使用。反発性・耐久性・通気性・速乾性に優れ、快適な座り心地、寝心地を叶えてくれる。

■「日田杉×化粧板」

　特徴的な木目とブラックの調和が美しい、収納力が調整できる『伸縮ラック』　幅90～144cmが8万9900円、幅120～204cmが9万9900円（税込）～仕切りや棚板の構成をランダムにし、デザインにリズム感を加えた、ブラックの化粧板と杉のバイカラーがモダンな印象。

　スペースや目的に合わせて無段階伸縮が可能で、L字に設置することもでき、コーナーのデッドスペースも有効活用できる。背板がなく、コンセント前にも置くことができ、A4サイズの書類も入るため、ワークスペースにオススメ。

■「日田杉×化粧板×鏡』

　杉本来の温もりが魅力の『シェルフ＆ベンチ』　シェルフが6万9900円、ミラー付きシェルフが8万9900円、ベンチが3万4900 円（税込）～杉の温かな手触りや香りが特長。姿見として活躍する大型ミラー付きは、高さを変えられる可動棚板と、使わない時は最上段に上下逆に設置すればバーを隠すことができるハンガーバー付き可動棚板付属で、見た目もすっきり。

　さらに、シェルフと靴の脱ぎ履きに便利なベンチを組み合わせれば、まるで造り付け家具のようにセッティングでき、統一感のある空間に仕上げることができる。