EC・通販、ネットショップを支援するメディア

通販通信ECMOニュース・記事コラムFacebookビジネスアカウントの作り方/機能/できること/メリデメ…個人アカウントとの違い

2023.02.01 コラム

Facebookビジネスアカウントの作り方/機能/できること/メリデメ…個人アカウントとの違い

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 SNS「Facebook(フェイスブック)」は個人アカウント以外にもビジネスアカウントとして、企業やお店、ブランドなどでも立ち上げることができます。ページ運営から広告運用まで管理可能なビジネスアカウントで出来ることや設定、機能、変更の仕方、個人アカウントとの違いや切り替え方まで解説します。(2021年7月初出/2023年2月改稿)



Facebookビジネスアカウントの作り方

Q1.ビジネスアカウントとは何か?

A1.

 Facebookのビジネスアカウントとは、広告やアクセス分析など企業向けの機能が利用できるSNSサービスです。ビジネスを目的としたアカウントであるため、商品やサービス、イベントの告知や顧客やフォロワーのコミュニティとして活用されることが多いです。

Q2.「Facebookアカウント」とは何?

A2.

 「Facebookアカウント」と呼ばれていたのは2013年頃までで、現在は「Facebookページ」と呼ばれている点に注意しましょう。

Q3.ビジネスアカウント単体で作成可?

A3.

 近年は企業専用のSNSアカウントを作ることで、より身近に顧客とコミュニケーションを取ることが重要視されており、多くの企業で導入が進んでいます。以前はビジネスアカウント単体で作成することが可能でしたが、現在はビジネスアカウントを作成する前に個人アカウントの取得が必要です。

Q4.ビジネスアカウント発行の仕方は?

A4.

 Facebookビジネスアカウントの作成方法は、以下の10の手順に沿って進めます。なお、アカウント発行と同時にFacebookページの作成を行うことができます。

1.個人アカウントにログインします。

2.右上の「+」マークをクリックすると、「作成」をメニューが表示されるので「Facebookページ」の項目をクリックします。

3.「ページを作成」画面が表示されるので、まず最初に「ページ名」を設定します。その後、「カテゴリ」を設定します。入力欄にビジネスに当てはまるカテゴリーを入力すると自動で関連するキーワードが表示されるので、合致するものを選択してください。

4.最後に自己紹介となる文面を入力します。こちらは任意項目ですが、ページを訪れたユーザーにしっかりと伝わるように、ビジネスや活動の内容についてできるだけわかりやすく紹介しましょう。

5.「Facebookページを作成」ボタンをクリックすると、ページの作成が一旦、完了します。

6.つづいてページの詳細情報を入力します。

・連絡先(ウェブサイト、電話番号、メールアドレス)

・場所(住所)

・営業時間

7.次はカバー写真やプロフィール写真を追加します。

 そのあと、「アクションボタンを追加」をクリックしましょう。アクションボタンとは、ページのトップに表示されるボタンのことで、さまざまな用途に利用できます。ビジネスへの支援を促すための「予約する」「注文する」「ショップを見る」であったり、問い合わせを増やすための「メッセージを送信」「今すぐ電話」「目^るを送信」、ウェブサイトやアプリにリンクさせるための「詳しくはこちら」「今すぐ見る」「ゲームをプレイ」などから1点のみ選択できます。

 アクションボタンを追加して、ユーザーに求めるアクションへと誘導しましょう。

8.SNSアプリ「WhatsApp」をページにリンクさせることができます。リンクさせると、ユーザーがWhatsApp経由でメッセージ送信することができますが、WhatsAppを利用していない場合は次の項目へ移動してください。

9.個人アカウントで友達になっているメンバーにページを招待することができます。必要に応じて活用しましょう。

10.個人アカウントに切り替えている間に、Facebookページに動きがあった際にお知らせや、Facebook側からマーケティングやプロモーションのメールを受け取るかどうかを設定できます。


 以上の流れでFacebookビジネスアカウントおよびFacebookページを作成できます。個人アカウントの作成も同じような手順で行えるので、Facebookビジネスアカウントを作成する予定の方は、事前に個人アカウントを取得しておきましょう。

Q5.個人アカウントからの切り替え方は?

A5.

 Facebookアカウントの切り替え方は、パソコン操作のみ可能です。アカウントの投稿画面に移動すると、右のスペースに「▽」がありますのでクリックします。すると、「個人用と管理するページのどちらのアカウントで投稿するかを選択してください」とアナウンスされるので、そこで切り替えることができます。Facebookビジネスアカウントと個人アカウントの簡単な見分け方は、アカウントページの欄に「友達」か「いいね」どちらがあるかを確認するだけです。「友達」の項目がある場合は個人アカウントで、「いいね」の項目がある場合は企業アカウントとなります。

Q6.ビジネスアカウント持つメリットは?

A6.

 何よりも複数の人間(チーム)でページを管理ができることがメリットです。また広告出稿以外は基本的には無料ですので、広告予算はないがwebでの露出をしたいという場合は参入ハードルの低いweb戦略となりえます。さらに分析機能も充実しるため、SNS運用の分析を行うハードルも低いです。

Q7.ビジネスアカウントのデメリットは?

A7.

 強いて上げると運用リソースが必要になることです。自動で何かが進む、といった類のものではなく日々投稿や分析を行いPDCAをまわしていく運用が必要です。「継続は力なり」ではないですが、運用をしっかり続けられるリソース状況でなければ、立ち上げ時にパワーだけかかるということも起こりかねませんので注意が必要といえるかもしれません。またSNS全般にいえますが、今日運用を開始したら明日には華々しい成果が出るということはあり得ません。このあたりも留意が必要です。

ビジネスアカウントでできること


 Facebookビジネスアカウントでできることはさまざまですが、主に「情報拡散力」の面で役立つでしょう。

 Facebookビジネスアカウントの投稿には「いいね!」機能があります。

 あるユーザーが企業アカウントの投稿に「いいね!」をすると、そのユーザーの友達のタイムラインに投稿が表示されるため、情報が自動的に拡散されます。

 近い属性のユーザーに情報が拡散されるので、直接売り上げに繋がる可能性が高いでしょう。

 また、Webサイトと異なりSNSアカウントであるためユーザーが気軽に閲覧することが多く、より頻繁に情報を提供することができます。

 広告機能を活用することで、興味関心の高いユーザーをターゲットに情報を届けることも可能なため、効率の良いマーケティング活動を行うことができるでしょう。

 その他に、情報拡散機能だけでなく分析機能も充実しています。

 インサイト機能では、ユーザーの反響を測定することやリアクションを把握することができるので、投稿内容の改善や商品の課題点を洗い出すことが可能です。

 Facebookビジネスアカウントには、運用面でも多くの魅力があります。

 Facebookビジネスアカウントは自社のみで運用することができるため、人件費の投資や外部委託における管理コストなど、運用コストを削減することができます。

 自社内で効率よく活用できる場合はそのまま運用を続ける、ノウハウがなく躓いてしまう場合は外部から知識を得るなど、柔軟な対応ができるため、初めてSNS運用する企業でも安心して導入することができるでしょう。

個人用アカウントとの違い

 
Facebookビジネスアカウントと個人用アカウントの違いには、以下のようなものがあります。
  • 登録名
  • 広告配信機能
  • 予約投稿機能
  • 管理できる人数
  • 投稿の公開範囲
  • 投稿へのリアクション
 個人アカウントでは登録名は基本的に実名となりますが、ビジネスアカウントでは会社名やサービス名でも登録可能です。また広告配信や予約投稿などビジネスに活用できる機能も利用することが可能です。
 
 また個人アカウントは登録者のみがアカウントを管理することができますが、ビジネスアカウントは複数の管理者を設定することができるため、社内で投稿や管理を役割分担することができます。
 
 その他、個人アカウントでは一般ユーザーへのコメント等のリアクションができますがビジネスアカウントではできなかったり、個人アカウントに友達申請するといった機能がなかったりといった違いがあります。
 
 ビジネスアカウントを作成する場合は、個人アカウントを持っている前提となりますので、それぞれの機能を使い分けるようにするとよいでしょう。

インスタ広告も一元化?FB広告のやり方


 Facebookビジネスアカウントの運用は、4つのステップを踏むだけです。

ステップ1:ページ作成の目的とKGI・KPIの設定

 まず1つ目のステップでは、ページ作成の目的・KGI・KPIを設定します。

 KPI(Key Performance Indicator)とは、組織の達成目標に対してどのくらい実現できたのかを評価する指標で、KGI(Key Goal Indicator)は最終目標のことを表す指標です。

 例えば、KGI(最終目標)が「自社サービスの売上を年間60%アップする」とした場合、KPIは「広告数を増やす」「客単価を増やす」「サービスの機能を増やす」となります。

 これらの目標を達成するためにFacebookをどう運用するのか検討することで、行うべき施策を検討することができます。

ステップ2:担当者の決定

 2つ目のステップはFacebookを管理する担当者を決定します。

 担当者は「投稿」だけでなく、ユーザーのエンゲージメントを確認・集計、分析などさまざまな業務を行うことが基本です。

 広告の管理なども手掛けますが、現在はFacebookの傘下にInstagramが入っているため、インスタ広告をFacebookのアカウントで管理できるなど利便性が高くなっています。

ステップ3:コンテンツに関する内容の決定

 3つ目のステップでは、投稿頻度やテキストメッセージのルールなど、コンテンツに関する内容を決定します。

 企業アカウントではブランディングが大切です。「ですます調を徹底する」「改行のきまり」「文章の文字数」など、統一した投稿を心掛けるようにしましょう。

ステップ4:分析・効果測定

 4つ目のステップは、投稿して集まったデータを分析し効果測定を行うことです。

 投稿した後のユーザーの反応をみることで、改善すべき点が見つかったり、サービスの欠点が明らかになるなど、多くのヒントを得ることができます。

 常にPDCAサイクルを回すことで効果的にSNS運用を行うことができるでしょう。
5ステップでわかるインスタ広告入門と2022年最新トレンド


アカウント運用時の注意事項

 Facebookビジネスアカウントは、個人のFacebookアカウントから作成するため、Facebookビジネスアカウント専用のIDやパスワードを設定する必要がなく、非常に手軽に作成・運用することができます。

 しかし、だからこそ運用の際に注意すべき点があります。

1.個人アカウントが制限・停止

 個人のアカウントがFacebook利用規約に従っていない場合には、アカウントが制限もしくは停止され、Facebookビジネスアカウントにもログインができなくなる可能性があります。

 もし重大な違反によりアカウントが停止されてしまった場合は、アカウント自体の再開もできなくなってしまいますので、注意しましょう。 

2.担当者の不在

 Facebookの運用管理者が不在の場合、Facebookビジネスアカウントにログインができず、更新もできないというケースがあります。

 また、担当者が退職する場合には、予めアカウント管理者の引き継ぎを行うことが必要です。万が一、アカウントの引き継ぎができなかった場合には、設定手続きができるので、Facebookヘルプセンターに連絡してみましょう。


Facebookビジネスアカウントまとめ

 現在は企業でSNSアカウントを運用することが、顧客関係を構築する上で重要になっています。

 また、集客だけでなく企業のブランディングにおいてもSNSの運用が必要です。

 その中でも「運用コストが比較的低い」「Instagramとの連携ができる」など、魅力の多いFacebookビジネスアカウントは、多くの企業で導入が進んでいます。

 アカウントの作成も簡単にでき、投稿ハードルやエンゲージメント分析など専門知識が無くても行えるので、興味を持っている企業は1度導入するのがおすすめです。

 実際に運用してみて、自社との相性を確認してみると良いでしょう。

 自社内だけで運用が難しい場合は外部からノウハウを得るなど、柔軟に対応することでより高い効果を発揮することができます。

Facebookのビジネス運用に役立つ資料


 SNSのビジネス運用はFacebookだけにとどまりません。

 当サイトではSNS運用に関するサービス資料や導入事例など無料でダウンロードできます。

 興味のある方、導入を検討されている方はぜひご覧ください。

Facebookに関する記事

 「まずはSNS運用やFacebookに関する情報を集めたい」と考えている方は、コラム記事も掲載しているのでぜひ参考にしてください。

ログイン/会員登録

通販通信ECMO(エクモ)会員
ログイン

パスワードをお忘れの方へ

資料掲載企業ログイン

パスワードをお忘れの方へ

ダウンロードするにはログインが必要です。

旧「通販通信」サイトの会員情報では通販通信ECMO(エクモ)会員としてログインできません

パスワードをお忘れの方へ
会員登録されてない方 通販通信ECMO(エクモ)会員
(無料登録)

「資料掲載企業アカウント」では個別資料のダウンロードはできません
上記(無料登録)をクリックして登録してください。

※旧「ECマッチング」サイトの「ECマッチング会員(ECサイト運営者)の会員情報は、そのまま通販通信ECMO(エクモ)会員としてご利用いただけます。

イベント・セミナー予約するにはログインが必要です。

旧「通販通信」サイトの会員情報では通販通信ECMO(エクモ)会員としてログインできません

パスワードをお忘れの方へ
会員登録されてない方 通販通信ECMO(エクモ)会員
(無料登録)

「資料掲載企業アカウント」ではイベント・セミナー予約はできません。上記(無料登録)をクリックして登録して下さい。
※旧「ECマッチング」サイトの「ECマッチング会員(ECサイト運営者)の会員情報は、そのまま通販通信ECMO(エクモ)会員としてご利用いただけます。

記事の続きを読むにはログインが必要です。

旧「通販通信」サイトの会員情報では通販通信ECMO(エクモ)会員としてログインできません

パスワードをお忘れの方へ
会員登録されてない方 通販通信ECMO(エクモ)会員
(無料登録)

「資料掲載企業アカウント」では記事の全文閲覧はできません。上記(無料登録)をクリックして登録して下さい。
※旧「ECマッチング」サイトの「ECマッチング会員(ECサイト運営者)の会員情報は、そのまま通販通信ECMO(エクモ)会員としてご利用いただけます。