2021.03.24 通販会社
アイリスオーヤマ、正社員給与を平均3.9%アップ…最大3万5000円増も
生活用品の企画、製造、販売を手がけEC販売も行う宮城・仙台のアイリスオーヤマ(株)はこのほど、正社員2589名を対象にした4月からの給与改定で、平均3.9%(5000~3万5000円)のベースアップを実施することを明らかした。過去最高のベアとなるという。
コロナ禍で絶好調、全社売上も過去最高
同社によると、2020年度は新型コロナウイルス感染症拡大に対する対応として、マスクの国内生産開始に加え、AIサーマルカメラやデスクスクリーンなどの感染症対策商品を発売。巣ごもり需要による液晶テレビや電気圧力鍋などの生活・調理家電、テレワーク需要によるデスクやチェア、ディスプレイモニターなどの商品売上が好調に推移した。
特にマスクに関しては、コロナ禍の長期化に伴って生産体制を強化。20年の累計生産数は約26億枚、販売実績は200億円に達した。中国の2拠点に加え、7月には宮城県内の工場に生産設備を導入。国内だけで月間2億3000万枚の供給体制を実現した。中国での感染拡大時に、不織布の調達が困難になった経緯を踏まえ、資材製造設備も導入している。
2020年12月期決算によると、グループ29社全体の売上高は過去最高の6900億円(前年比38%増)、経常利益が621億円で増収増益。アイリスオーヤマ単体での売上高も過去最高の2185億円(同36%増)、経常利益は270億円だった。
今期も単体で売上高30%増の2800億円見込む
21年度の売上高予想は、グループ売上高8500億円(前年比23%増)、アイリスオーヤマ単体では売上高2800億円(同30%増)を見込み、さらなる企業成長をめざす。同社は新規事業としてAI・IoT事業やロボティクス事業、飲料水事業に参入しており、今年は除菌ウェットティッシュ事業、N95マスク事業への参入を計画している。
同社は、成長を維持し、さらなる成長を実現させるためにも人材確保が不可欠と、今回のベースアップにより「22年グループ売上高1兆円」に向けた企業成長のための人材確保を図ることも明らかにした。
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